Lampa



LAMPA(ランパ)は2005年創業、東京・高円寺のメンズセレクトショップ、正規取扱オンラインストア。A VONTADE、MOUT RECON TAILOR、BRENA、ORDINARY FITS、CCP、STILL BY HAND、YONETOMI、トレンタセッタンタ、BARNSTORMERなど国内外のブランドを正規取扱。「都市生活によって再定義される、新しいSTANDARD.」を軸に、東京の空気を感じさせるメンズスタイルを提案しています。

LAMPA CITY STANDARD
~東京カジュアルの正統派~
STILL BY HAND 和紙混半袖ニット KN02262 STILL BY HAND 和紙混半袖ニット KN02262 STILL BY HAND 和紙混半袖ニット KN02262 STILL BY HAND 和紙混半袖ニット KN02262 STILL BY HAND 和紙混半袖ニット KN02262 STILL BY HAND 和紙混半袖ニット KN02262 STILL BY HAND 和紙混半袖ニット KN02262 STILL BY HAND 和紙混半袖ニット KN02262 STILL BY HAND 和紙混半袖ニット KN02262

STILL BY HAND — 和紙混半袖ニット KN02262

夏の正解は、和紙だった。
軽く、乾いて、静かに整う。

夏にニットを着る。

そう聞くと、少し暑そうに感じるかもしれない。

でも、STILL BY HANDの和紙混半袖ニット KN02262は、その印象を静かに変えてくれる一枚だ。

使用しているのは、和紙とポリエステルの混紡糸。

それを12ゲージで編み立てた、ラグランスリーブのニットT。

袖を通した時、まず感じるのは軽さ。

そして、肌にまとわりつきにくい独特のドライな感触。

ニットなのに、重くない。

夏服なのに、軽く見えすぎない。

この一見すると相反する感覚が、KN02262の面白さだと思う。

和紙を、夏の服にする。

和紙は、古くから日本の暮らしの中で使われてきた素材だ。

軽く、独特の乾いた感触を持つ。

その和紙を糸として服に使うことで、一般的なコットンニットとは違う着用感が生まれる。

肌に触れた時の、さらっとした感覚。

汗ばむ季節でも、べたっとまとわりつきにくい。

そして、見た目から想像するよりずっと軽い。

日本の夏に和紙を着る。

考えてみれば、かなり自然なことなのかもしれない。

快適さを、主張しない。

この服の良さは、機能を大きく見せないところにもある。

いかにも涼しそうな服ではない。

いかにも機能的な服でもない。

見た目は、静かな半袖ニット。

でも、着ている本人には違いがわかる。

軽さ。

ドライな肌触り。

身体から少し離れる編み地の感覚。

快適さは、この服の中に静かに宿っている。

主張するのではなく、ただそこにある。

僕は、こういう機能のあり方が好きだ。

Tシャツとシャツの間にあるもの。

夏は、どうしてもTシャツが増える。

楽だし、涼しい。

でも、Tシャツだけでは少し物足りない日もある。

かといって、シャツを着るほどかしこまりたくない。

KN02262は、その間にいる。

Tシャツのように気軽に着られる。

でも、編み地があることで少し整って見える。

シャツほど緊張感はない。

それでいて、ラフになりすぎない。

デニムでもいい。

軍パンでもいい。

スラックスでも成立する。

合わせる服を選ばないというより、いつもの服を少しだけ違って見せてくれる。

その距離感が、大人の夏にはちょうどいいと思う。

力は抜けている。でも、崩れていない。

ラグランスリーブによる自然な肩まわり。

12ゲージで編み立てた、軽やかな編み地。

袖と裾の緩やかなリブ。

一つひとつは、決して派手なディテールではない。

でも、その組み合わせが全体の空気を作っている。

肩まわりには力が入らない。

身体のラインも追いすぎない。

それでも、袖と裾のリブが服の輪郭を静かに止めている。

ゆったりしている。

でも、だらしなく見えない。

頑張って整えているわけではないのに、自然と全体がまとまる。

こういうバランスを見ると、やっぱりSTILL BY HANDだと思う。

夏になると、また着たくなる。

装飾はない。

大きなロゴもない。

強いデザインで目を引く服でもない。

でも、暑い朝にクローゼットを開けると、自然と手が伸びる。

理由をひとつに決めるのは難しい。

着ていて心地よく、いつものパンツに合わせるだけで自然とまとまる。

そういう服は、夏になるとまた戻ってくる。

和紙という日本の素材が持つ独特の軽さとドライな感触を、現代の日常着へ静かに落とし込む。

STILL BY HAND 和紙混半袖ニット KN02262。

夏の正解は、和紙だった。

そんな言葉が、素直に似合う一枚だと思う。

LAMPA CITY STANDARD
~東京カジュアルの正統派~
STILL BY HAND リネン2タックパンツ PT02262 STILL BY HAND リネン2タックパンツ PT02262 STILL BY HAND リネン2タックパンツ PT02262 STILL BY HAND リネン2タックパンツ PT02262 STILL BY HAND リネン2タックパンツ PT02262

STILL BY HAND — リネン2タックパンツ PT02262

快適なだけでは、少し物足りない。
自然体のまま、街で整うリネンパンツ。

年齢を重ねるほど、快適な服を選ぶようになった。

軽い。涼しい。身体を締め付けない。

もちろん、どれも大事だと思う。

でも、それだけでは少し物足りなくなる。

自然体でいながら、どこか整って見えること。

肩の力は抜けているのに、街の空気に馴染むこと。

楽だから穿く。その先に、ちゃんと服としての雰囲気がある。

STILL BY HANDのリネン2タックパンツ PT02262は、そんな感覚を持った一本だ。

リネン100%。夏に、その理由がわかる。

使用しているのは、リネン100%。

風を通し、汗ばむ季節でも肌にまとわりつきにくい。

日本の夏は、ただ暑いだけではない。

湿度が高く、少し歩くだけで汗をかく。電車に乗れば冷房が効き、また外へ出れば熱気に包まれる。

そんな一日の中で、服と身体の間に自然な距離があることは、思っている以上に大きな違いになる。

ただ薄いから涼しいのではない。

生地が肌に張り付きにくく、汗ばむ季節でも不快感が残りにくい。

僕は、こういう素材の良さはスペックを見るより、一日穿いた時の方がよくわかると思っている。

歩くたびに、シルエットが変わる。

リネンの魅力は、快適さだけではない。

僕が好きなのは、生地の動きだ。

歩けば、裾が揺れる。

座れば、シワが入る。

また立ち上がれば、生地は少し違う表情を見せる。

コットンのパンツとは違う。

化繊のイージーパンツとも違う。

動くたびに服の輪郭がわずかに変わり、光の当たり方まで変わっていく。

その柔らかな揺れが、シンプルな夏の装いに自然な奥行きを作ってくれる。

2タックが作るのは、太さではなく余白。

フロントには、2タック。

そこから腰まわりに、自然なゆとりが生まれる。

でも、ただ太いパンツではない。

2タックによって腰まわりにゆとりを持たせながら、裾へ向かってシルエットは自然に流れていく。

無理に細く見せようとはしていない。

かといって、ルーズなままでもない。

リラックス感はあるのに、ラフになりすぎない。

リネンパンツというと、もっとリゾート的なものもある。

もっとナチュラルな方向へ振ったものもある。

でも、PT02262はそこへ行きすぎない。

自然素材の柔らかさを残しながら、街で穿いた時の輪郭も失わない。

この距離感が、STILL BY HANDらしいと思う。

Tシャツ一枚で、なぜか整う。

夏は、服装が単純になる。

Tシャツ。パンツ。靴。

それだけの日も多い。

だからこそ、パンツのシルエットがそのまま全体の印象になる。

PT02262には、腰まわりの余白がある。

リネン特有の揺れがある。

そして、裾へ向かって流れる力みのないラインがある。

だから、トップスで頑張らなくてもいい。

無地のTシャツ一枚でも成立する。

派手ではない。

強い主張があるわけでもない。

でも、何もないわけではない。

この静かな違いが、大人の夏にはちょうどいい。

気づけば、また穿いている。

こういう服は、一度見ただけですべてが伝わるわけではないと思う。

でも、後から効いてくる。

休日。

旅行。

少し出掛ける日。

暑い朝。

何を穿こうか考えた時、自然と手が伸びる。

楽だから。

涼しいから。

でも、それだけではない。

力を抜いて穿いても、ちゃんと街に馴染む。

快適なだけでは、少し物足りない。

かといって、頑張りすぎた服も着たくない。

STILL BY HAND リネン2タックパンツ PT02262。

自然素材が持つ柔らかさと、都会的な整い方。

その両方を静かに併せ持つ、STILL BY HANDらしい一本だと思う。

LAMPA CITY STANDARD
~東京カジュアルの正統派~
A Moment of the City / 02

A Moment of the City / 02

服に少しだけ背中を押されて。
いつもの自分のまま、新しい場所へ。

杉並区在住、43歳。飲食店勤務。

昔から服は好きだった。でも、いわゆる"お洒落な場所"には、そこまで縁があったわけじゃない。

普段着るのは、デニムや軍パン。タフで、気を遣わずに着られるものが多い。

そんな僕が、久しぶりに少し服について考えた。

きっかけは、アーティストの友人から届いた一本の連絡。

「今度、都心のギャラリーで展示やるから来ない?」

もちろん行くつもりだった。でも、そのあと少し考えた。

何を着ていこう。

ラフすぎるのも違う気がする。かといって、急に気合いの入った格好をしても、自分らしくない。

そんなことを考えながら、なんとなく近所の LAMPA に立ち寄った。

01 — MANUAL ALPHABET WIDE SPINDLE SS TEE

店で色々話しながら選んだのが、MANUAL ALPHABETのWIDE SPINDLE SS TEE。

普段、自分で選ぶTシャツといえば、もっと無骨なものが多い。

でも、このTシャツは違った。

柔らかく、滑らかで、少し落ち感のある生地。ゆったりしているのに、だらしなく見えない。

で、裾にスピンドルが付いていて、最初はなんだこれと思った。試しに絞ってみたら、タックインしたようなシルエットになる。

実は、タックインがずっと苦手だった。なんとなく、気合いを入れすぎている感じがして。

でもこれは違った。

裾を少し絞るだけで、なんか急に見え方が変わる。

同じTシャツなのに、不思議だった。

思わず笑ってしまった。

何より、着心地がとにかく良かった。

「これ、なんかいいな。」

気づけば、ほぼ即決だった。

02 — BARNSTORMER DRESS FATIGUE SNOW CAMO

問題はパンツだった。

いつものデニムや軍パンでは、結局いつも通りになってしまう。でも、急にデザインの強い服を穿くのも、自分ではない気がする。

そこで勧められたのが、BARNSTORMERのドレスファティーグ スノーカモだった。

最初は少し迷った。

“スノーカモ"という柄だけ聞くと、こういう雰囲気の柄物を自分が穿くイメージが、正直あまり無かったから。

でも、穿いてみると不思議だった。

黒いTシャツに、驚くほど自然に馴染む。

ミリタリーの柄なのに、妙に浮かない。むしろこの場所に行くなら、これくらいでちょうどいい気がした。

生地はリップストップ。昔から慣れ親しんできた、あの少しドライでタフな質感。

でも、鏡を見て一番驚いたのはシルエットだった。

軍パンを穿き慣れた僕には、正直こんなラインが出るとは思っていなかった。

きれいに落ちる裾、腰まわりのすっきりした感じ。無骨なはずなのに、どこか品がある。

気づいたら、しばらく鏡を見ていた。

• • •

展示会当日。

自分で言うのもなんだけど、あの空間にちゃんと馴染めていた気がする。

背伸びしている感じでもない。でも、いつもの居酒屋帰りの自分とも少し違う。

展示を見たあと、周辺を少し散歩した。なんとなく気になったカフェに入ってみる。

たぶん、前なら入らなかった店だと思う。でも、その日は自然に扉を開けていた。

服が変わっただけなのに、見える景色が少し変わる。

洋服って、こういうことなのかもしれない。

いつもの自分のまま、少しだけ新しい場所へ行ける。

LAMPA CITY STANDARD
~東京カジュアルの正統派~
ORDINARY FITS LINEN PULLOVER TEE SH008 ORDINARY FITS LINEN PULLOVER TEE SH008 ORDINARY FITS LINEN PULLOVER TEE SH008 ORDINARY FITS LINEN PULLOVER TEE SH008 STILL BY HAND 強撚コットンテーパードパンツ PT07262 STILL BY HAND 強撚コットンテーパードパンツ PT07262 <br>

STILL BY HAND — 強撚コットンテーパードパンツ PT07262



ORDINARY FITS — LINEN PULLOVER TEE SH008

リネンなのに、どこかスウェットの空気。
素材の品と、服の力の抜け方。その間にある一枚。

リネンなのに、どこかスウェットの空気がある。
そう気づいた瞬間、この服が面白くなる。

フレンチリネンを使ったプルオーバーというと、どこかシャツ寄りの、きちんとした服を想像する人もいるかもしれない。
でも、ORDINARY FITSのLINEN PULLOVER TEE SH008は少し違う。

ラグランスリーブ。袖と裾にはリブ。
身幅にはゆとりがあり、身体から少し離れるようなシルエット。

デザインだけを追っていくと、どこか半袖スウェットのような構造が見えてくる。
でも、使われている素材は上質なフレンチリネン。

スウェットのように力が抜けている。
なのに、リネン特有の涼しげな品がある。

僕は、この少し不思議な組み合わせに惹かれた。

フレンチリネンという、素材の格。

リネンにも、産地によって表情の違いがある。
その中でもフレンチリネンは、繊維が細く、しなやかで、独特の光沢を持つことで知られている。

触った瞬間、その差はわかる。
さらっとしている。でも、安っぽくない。
麻特有のシャリ感はありながら、肌に触れた時のストレスが少ない。

夏の服にリネンを選ぶ人は多い。
でも、リネンなら何でも同じというわけではない。
同じ形の服でも、生地の質でまとう空気が変わる。

SH008に使われているフレンチリネンには、ラフな形の中にもきちんと品がある。
それが、この服のベースになっている。

ラグランスリーブが、肩の力を抜かせる。

このプルオーバーの構造で、まず目を引くのはラグランスリーブだ。
一般的なシャツのように、肩の位置で袖を縫い合わせるのではない。
襟ぐりから袖にかけて、一枚の生地が斜めに繋がっていく。

この構造があると、肩まわりに縫い目の圧迫感が出にくい。
腕を動かした時の突っ張りも少ない。

スウェットやパーカーによく使われる仕様だからこそ、着た瞬間にどこか懐かしいリラックス感がある。
きちんとした服のはずなのに、身体は自然と力を抜いていく。

袖と裾のリブが、輪郭を締める。

身幅にはゆとりがある。
でも、だらしなく見えないのは、袖口と裾にリブが効いているからだと思う。

リブがあることで、生地がふわっと広がりすぎず、シルエットの輪郭がきちんと生まれる。
腕を上げても袖がめくれ上がりにくいし、裾もめくれて中が見えるようなことがない。

機能としての安心感もありながら、見た目の面でも効いている。
ゆったりした身頃と、締まった袖口・裾口。
このコントラストが、スウェットらしいメリハリをリネンの上に持ち込んでいる。

シャツでもTシャツでもない、その中間。

プルオーバーという形式自体、シャツとTシャツの中間にあるような服だと思う。
前開きがない分、Tシャツのようにさっと着られる。
でも、襟の作りや生地の質感には、シャツに近いきちんとした印象が残る。

SH008は、その中間の立ち位置をさらに面白くしている。
構造はスウェット寄り。素材はシャツ以上に上質。
どちらか一方に寄せていないから、シーンを選ばない。

Tシャツの気軽さで着たい日にも合う。
少しきちんと見せたい日にも、悪目立ちしない。
この曖昧な立ち位置こそ、日常で一番使いやすい。

素材の品と、服の力の抜け方。

フレンチリネンという、それだけで特別な素材。
ラグランスリーブという、力の抜けた構造。
袖と裾のリブという、輪郭を締める仕掛け。

ひとつひとつは、決して珍しい要素ではない。
でも、この組み合わせが生む空気は独特だ。

きちんとしているのに、肩肘を張らない。
力が抜けているのに、安っぽく見えない。
僕は、その間にある一枚を探している時、いつもこういう服に行き着く。

ORDINARY FITS LINEN PULLOVER TEE SH008。
リネンなのに、どこかスウェットの空気。

素材の品と、服の力の抜け方。その間にある一枚を、今年の夏の一枚に加えてほしい。

LAMPA CITY STANDARD
~東京カジュアルの正統派~
STILL BY HAND 強撚コットンテーパードパンツ PT07262 STILL BY HAND 強撚コットンテーパードパンツ PT07262 STILL BY HAND 強撚コットンテーパードパンツ PT07262 STILL BY HAND 強撚コットンテーパードパンツ PT07262 STILL BY HAND 強撚コットンテーパードパンツ PT07262 STILL BY HAND 強撚コットンテーパードパンツ PT07262 <br>

STILL BY HAND — 強撚コットンテーパードパンツ PT07262

夏に、これ一本でいい。
涼しさの先に、ちゃんと雰囲気がある。

夏になると、結局いつも同じパンツを穿いている。
涼しいから。楽だから。朝、何も考えずに手が伸びる。
暑い日は、それだけでも十分な理由になる。

でも、本当に良い夏パンツって、それだけでは終わらないと思う。
涼しい。軽い。楽に穿ける。
その上で、街へ出た時にちゃんと服として成立する。

Tシャツ一枚でも、なんとなく全体が整って見える。
頑張っている感じはない。でも、何も考えていないようにも見えない。

STILL BY HANDの強撚コットンテーパードパンツ PT07262は、そういう一本だった。
暑い季節を快適にするだけではない。ちゃんと“雰囲気”まで作ってくれる。

僕は、夏になると結局こういうパンツばかり穿いている。

薄い。でも、頼りなく見えない。

使用されているのは、強撚コットンに特殊な染めを施したオリジナル生地。
まず感じるのは、軽さだ。薄い。でも、不思議と頼りなく見えない。

夏物のパンツには、時々ある。
涼しさを優先するあまり、生地がペラっと見えてしまうもの。
穿き心地はいい。でも、街で見ると少し心許ない。

PT07262には、その感じがない。
薄手で軽いのに、適度なハリがある。生地が身体へまとわりつかず、シルエットがきちんと残る。

ラフなのに、どこか品がある。快適なのに、部屋着には見えない。
僕は、この微妙なバランスがSTILL BY HANDらしいと思う。

強撚糸が、夏の肌との距離を作る。

このパンツに使われているのは、強撚コットン。
糸に強く撚りをかける。そのことで、生地の表面には独特のドライな感触が生まれる。

触った時に、べたっとしない。肌へ吸い付くような感覚が少ない。

汗をかく。湿度が上がる。気温も高い。
日本の夏は、ただ暑いだけではない。僕は、あの湿気の方が厄介だと思っている。

だから夏のパンツには、単純な薄さだけではなく、肌との距離が必要になる。
この生地には、その距離がある。

穿いた時に、生地が脚へ張り付きにくい。動くたびに、わずかな空間が生まれる。
その小さな違いが、一日穿いた時の快適さを変えていく。

表面の細かな凹凸が、肌離れを変える。

生地の表面を見ると、細かな凹凸がある。完全にフラットではない。
この微妙な表情が、見た目にも着心地にも効いている。

肌に触れる面積が、必要以上に大きくならない。
だから、汗ばむ日でもまとわりつきにくい。

座る。歩く。電車に乗る。外へ出る。また冷房の効いた室内へ入る。
夏の一日は、温度も湿度も何度も変わる。その中で、ずっと同じパンツを穿いている。

だから僕は、瞬間的な涼しさより、一日を通して不快になりにくいことの方が大事だと思っている。
PT07262は、そこをよく考えている。

グレー。でも、ただのグレーではない。

このパンツは、色もすごくいい。グレー。でも、単純なグレーではない。
ほんの少しだけオリーブを混ぜたような色。

光によって、グレーにも見える。少しグリーンにも見える。
くすんでいる。でも、濁ってはいない。名前をつけようとすると、少し困る。

僕は、こういう曖昧な色が好きだ。
黒ほど強くない。ベージュほど軽くない。オリーブほどミリタリーにも寄らない。その中間にいる。

だから、合わせる服によって表情が変わる。
白いTシャツなら、少し都会的に見える。黒なら、静かにまとまる。ネイビーなら、色の奥行きが出る。

僕は、この曖昧さが夏のスタイリングをかなり楽にしてくれると思う。

この独特な色の背景には、特殊な染めがある。
均一に、平坦に見える色ではない。生地の表情と染めが重なって、わずかな奥行きが生まれている。

だから、Tシャツ一枚でも何となく雰囲気が出る。
トップスで強いことをしなくてもいい。大きなロゴも要らない。派手な色も必要ない。

パンツそのものに、静かな表情がある。都会的なのに、冷たすぎない。カジュアルなのに、軽くなりすぎない。
僕は、この色と生地の関係がかなり上手いと思う。

ゆったりしている。でも、最後はきちんと収まる。

シルエットは、ゆったりしている。腰まわりに余白がある。腿にも窮屈さがない。
でも、裾に向かって軽くテーパードしていく。ここが大事だ。

最初から最後まで太いわけではない。かといって、急激に細くなるわけでもない。
ゆとりを残したまま、足元で自然に収まる。だから、リラックス感があるのにだらしなく見えない。

Tシャツを合わせる。サンダルを履く。それだけでも成立する。
シャツを合わせる。革靴を履く。それでも違和感がない。

この振り幅は、夏にはかなり使いやすい。

頑張っていないのに、全体が整う。

大人になると、服に求めるものが少し変わる。
若い頃みたいに、毎日強い格好をしたいわけではない。でも、何でもいいわけでもない。

楽でいたい。涼しくいたい。その上で、鏡を見た時に少し気分がいい。
僕は、そのくらいが今はちょうどいいと思っている。

PT07262には、その空気がある。
頑張ってお洒落している感じではない。でも、自然と全体が整って見える。

生地に表情がある。色に奥行きがある。シルエットに余白がある。
その全部が、静かに効いている。

夏に、これ一本でいい。

強撚コットン。特殊な染め。薄手で軽い生地。細かな凹凸による肌離れ。
グレーともオリーブとも言い切れない、曖昧な色。
そして、ゆったりしながら裾へ向かって自然に収まるテーパードシルエット。

ひとつひとつは、派手な特徴ではない。
でも、夏に毎日穿くパンツは、それでいいと思う。

特別なことは何もしていない。でも、なんか今日悪くない。
暑いから仕方なく穿くのではない。涼しいだけでもない。楽だから選ぶだけでもない。

気づけば、また手が伸びている。

STILL BY HAND 強撚コットンテーパードパンツ PT07262。
夏に、これ一本でいい。

僕は、そう思えるパンツが一本あるだけで、夏の服はかなり楽になると思っている。

LAMPA CITY STANDARD
~東京カジュアルの正統派~
MODMNT DETACHABLE L/S TEE MODMNT DETACHABLE L/S TEE MODMNT DETACHABLE L/S TEE MODMNT DETACHABLE L/S TEE MODMNT DETACHABLE L/S TEE MODMNT DETACHABLE L/S TEE MODMNT DETACHABLE L/S TEE MODMNT DETACHABLE L/S TEE MODMNT DETACHABLE L/S TEE MODMNT DETACHABLE L/S TEE

MODMNT — DETACHABLE L/S TEE

機能とファッションを繋ぐ、DETACHABLE。
袖を外す。その機能が、服の表情まで変えていく。

ただのロンTでは終わらない。
初めて見た時、僕はそう思った。

一見すると、シンプルなポケットロングスリーブT。
大きなロゴはない。強いグラフィックもない。
シルエットだけを見れば、街で自然に着られるカットソーだ。

でも、袖に目を向けると印象が変わる。
袖の途中に、ボタンが並んでいる。そして、その先を外すことができる。

ロングスリーブから、半袖へ。
MODMNT DETACHABLE L/S TEEは、ひとつの服の中に二つの状態を持っている。

でも僕が面白いと思ったのは、単に「袖が外せるから便利」ということではない。
機能そのものが、服のデザインになっている。
そこに、この一枚の面白さがある。

袖を外す。それだけで服の役割が変わる。

春は、ロングスリーブとして着る。
朝は少し涼しい。昼になると気温が上がる。
そんな日は、袖を外す。半袖になる。

秋なら、その逆でもいい。
日中は半袖。夕方、気温が落ちたら袖を戻す。

季節の変わり目。朝晩の寒暖差。冷房の効いた室内。
一日の中で、服に求めるものは意外と変わる。

普通なら、羽織りを持つ。あるいは、最初からどちらかを選ぶ。
でも、この服は自分自身を変える。ロンTから、半袖へ。

僕は、この単純な仕組みにかなり合理性を感じる。

機能を、隠さない。

袖を着脱できる服自体は、これまでもあった。
アウトドアウェア。スポーツウェア。ミリタリーウェア。
機能服の世界では、決して新しい発想ではない。

でも、MODMNTの見せ方は少し違う。
着脱のためのボタンを、あえて外側へ見せている。
隠さない。むしろ、見せる。

袖の途中に並ぶボタンが、視覚的なアクセントになる。
だから、ロングスリーブの状態でも普通のロンTには見えない。
機能の痕跡が、そのまま服の表情として残る。

僕は、ここがかなりMODMNTらしいと思う。
機能をデザインの裏側へ隠すのではない。機能そのものを、ファッションとして成立させる。

DETACHABLEは、ギミックではない。

袖が外れる。その言葉だけを聞くと、少しギミック的に感じるかもしれない。
面白い。変わっている。一度見れば記憶に残る。

でも、それだけなら長くは着ないと思う。
この服がいいのは、着脱という仕組みに実際の理由があることだ。

気温が変わる。環境が変わる。一日の行動が変わる。
それに合わせて、服も変わる。

つまりDETACHABLEは、見せるためだけの仕掛けではない。
日常の中で、本当に使える。デザインと合理性が、同じ場所にある。
だから面白い。

32/1微強撚糸を、引き揃えて編む。

生地には、32/1の微強撚糸を引き揃えて編み立てたハイゲージ天竺を採用している。
ここも、この服を考える上で重要な部分だ。

袖が外れる。ボタンが見える。
そうしたデザインだけが強ければ、服はギミックに寄りすぎる。

でも、この一枚には生地そのものの説得力がある。
しっかりとした安心感がある。それでいて、肌に触れると柔らかい。

ハイゲージらしい整った表情。微強撚糸による、肌離れの良さ。
ロンTとして着ても重たくなりすぎない。半袖にしても、生地が頼りなく見えない。

二つの状態を成立させるために、この生地がある。
僕は、そう感じる。

見た目以上に、夏を考えている。

この生地には、接触冷感、透湿、UV機能も備わっている。
でも、見た目はいわゆる機能服ではない。

光沢の強い化繊感もない。スポーツウェアのような速さもない。
アウトドアギアのような主張もない。街で見ると、あくまで一枚のカットソーとして成立している。

その内側に、接触冷感がある。透湿性がある。UV機能がある。
僕は、この順番がいいと思う。

機能が先に見えるのではない。まず服として着たい。
その後ろに、実用性がついてくる。だから、日常で使いやすい。

ロンTと半袖T、その間を着る。

ロンTには、ロンTの良さがある。
一枚で着られる。腕を隠せる。季節の変わり目に使いやすい。

半袖Tには、半袖Tの良さがある。
軽い。涼しい。夏に自然だ。

普通なら、その二つは別の服だ。
でもDETACHABLE L/S TEEは、その境界を曖昧にする。

今日はロンT。数時間後には半袖。
服のカテゴリーを固定しない。着る人が、その日の状況に合わせて決める。

僕は、この自由さが今の都市生活によく合っていると思う。

機能とファッションを繋ぐ、DETACHABLE。

機能服は、時々その機能を強く見せすぎる。
多すぎるポケット。強い切り替え。目立つパーツ。
高機能であることが、見た瞬間に分かる。

もちろん、それが格好いい服もある。でも、毎日の街では少し強すぎることもある。
MODMNTは、その境界をよく見ている。

機能はある。でも、過剰なギア感には寄らない。
デザインはある。でも、服だけが前へ出すぎない。
シンプルなのに、少し違う。普通に見えて、ちゃんと面白い。この距離感がいい。

袖を外せる。ロングスリーブから、半袖へ変わる。
着脱ボタンは隠さず、デザインとして見せる。

生地には、32/1の微強撚糸を引き揃えたハイゲージ天竺。
接触冷感。透湿。UV機能。ここまで聞けば、かなり機能的な服だ。

でも、着た姿は自然だ。街から浮かない。日常を拒まない。
機能のために、ファッションを諦めない。ファッションのために、機能を飾りにもしない。

その二つを、ひとつの服の中で繋いでいる。

MODMNT DETACHABLE L/S TEE。
機能とファッションを繋ぐ、DETACHABLE。

僕は、この一枚にMODMNTというブランドの考え方がよく表れていると思う。

LAMPA CITY STANDARD
~東京カジュアルの正統派~
A Moment of the City / 01

A Moment of the City / 01

サーフィンをずっとやってきた
48歳が、今ほしい服のこと。

僕は今年48歳になる、世田谷在住のIT会社員です。20代の頃からサーフィンにどっぷりはまって、今もそれは続いています。

当時は西海岸のサーフスタイルにあこがれて、OPやHANGTENのポロシャツ、LEVISのコーデュロイパンツ、CONVERSEのオールスター。古着屋を巡って、マークⅡワゴンでレゲエ聴きながら海に行くのが最高に楽しかった時代でした。今はランクルに乗っていて、車は変わったけど、海に向かう感じは当時とあんまり変わってないかもしれないですね。

あれから20年以上経って、服の趣味も少しずつ変わってきました。レトロサーフの雰囲気は好きなんだけど、もう少し今っぽい感じがいいなと思うようになって。ただ、ありきたりなサーフブランドは着たくないし、大きなブランドロゴが入っているのもどうも苦手で。

そんな時に出会ったのがLAMPAというお店。オーナーが自分と年齢も近いと聞いて、なんとなく気になって行ってみたんです。

01 — THING FABRICS TF LOOSE T-SHIRT

THING FABRICSって、世界初の今治タオルのブランドらしいんですが、正直買う前はピンとこなかったんです。タオル地のTシャツって、一見すごく暑そうじゃないですか。

でも着てみたら全然違って。ほどよくゆったりしたシルエットで、パイル生地特有のふわっとした感じがあるのに、風が体の中を抜けていく感覚があって、意外に涼しい。これは本当に新しい発見でした。

しかも無地なんですけど、生地の表情がちゃんとあるから、周りからよく「それなんの生地?」って聞かれます。素材だけで会話が生まれる服って、そうそうないですよね。

で、気づいたら3色全部買ってました(笑)。こういうの久しぶりです。色違いで全部ほしいって思ったの。それだけ着心地と生地感が気に入ったってことだと思います。

サーフィンのあとにも着てみたら、普通のタオルより吸水性が高いし、風が抜けるから乾くのも早い気がして。これ、海上がりに最高です。

02 — A VONTADE FATIGUE SHORTS TIGER CAMO

A VONTADEというブランドのファティーグショーツも一緒に買いました。

なんか古着のミリタリーっぽい雰囲気があって、昔古着ばかり着ていた自分としては、すぐに反応してしまって(笑)。ただミリタリー一辺倒じゃなくて、丸みのあるポケットとウエストのクライミングパンツみたいな仕様が混在していて、そのバランスが絶妙なんですよね。ミリタリー過ぎず、アウトドア過ぎず、これが自分にはちょうどいい。

あと穿いてみてわかったんですけど、ポケットの位置と深さが本当によく計算されていて。手を下ろすと自然にそこにポケットがあって、スっと入る感じ。なんかこれって当たり前のようで、意外とない。

そしてタイガーカモという柄が、また個人的には好きで。迷彩柄って、なぜか大人が取り入れやすいんですよね。理由はうまく説明できないんですけど、しっくりくる。その中でもタイガーカモは一番好きかもしれません。

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都会をベースにしながら、週末はサーフィンやアウトドアを楽しむ自分のライフスタイルに、気づいたらぴったりはまっていました。サーフブランドじゃないのに、サーフィンにも使えて、街でも浮かない。そういう服ってなかなかなかったので、気づいたら海帰りも街もこればっかり着ています。

LAMPA CITY STANDARD
~東京カジュアルの正統派~
BRENA FLAP 60s DEADSTOCK FRENCH CHAMBRAY BRENA FLAP 60s DEADSTOCK FRENCH CHAMBRAY BRENA FLAP 60s DEADSTOCK FRENCH CHAMBRAY BRENA FLAP 60s DEADSTOCK FRENCH CHAMBRAY BRENA FLAP 60s DEADSTOCK FRENCH CHAMBRAY

BRENA — FLAP 60s DEADSTOCK FRENCH CHAMBRAY

60年間、誰にも着られなかった生地。
その時間が、今から動き出す。

BRENAの服には、どこか“熱を抑えた格好良さ”がある。

ヴィンテージを知っている。ワークも知っている。
ミリタリーも、ヨーロッパ古着も知っている。

でも、それをそのまま再現しようとはしない。
元ネタを強く語ることもない。
古着らしさを、必要以上に演出することもない。

知っているからこそ、少し離れる。
その距離感が、BRENAの服にはある。

今回のFLAPも、まさにそういう一枚だった。

使用しているのは、60年代のデッドストック・フレンチシャンブレー。
その言葉だけでも十分に特別だ。

でも僕は、この服の本当の面白さは“古い生地を使っていること”だけではないと思っている。

60年代から今日まで、誰にも袖を通されず眠っていた生地。
その時間が、今から動き出す。

アメリカのシャンブレーとは、少し違う。

シャンブレーと聞くと、アメリカのワークウェアを思い浮かべる人も多いと思う。
無骨なワークシャツ。色の抜けたブルー。デニムやチノと合わせる、乾いた男っぽさ。

もちろん、それも格好いい。
でも、今回のフレンチシャンブレーは少し違う。

乾いた質感はある。でも、粗野になりすぎない。
ワークの空気はある。でも、どこか品が残る。

色も単純なブルーではない。曖昧で、少しくすんでいて、奥行きがある。
光の当たり方によって、表情が微妙に変わる。

僕は、そこにヨーロッパの古いワークウェアらしい静けさを感じる。
強く見せない。でも、無地の新品生地には出せない存在感がある。

派手ではないのに、なぜか目に残る。
この曖昧さがいい。

新品の生地には、作れない色がある。

今の技術なら、古い生地に似たものを作ることはできると思う。
糸を選ぶ。色を調整する。織り方を研究する。加工を加える。

かなり近いものは作れるかもしれない。
でも、時間そのものは再現できない。

60年代に織られた。その後、服にならなかった。
誰にも着られなかった。洗われることもなかった。
そして、長い時間を経て今ここにある。

その事実まで含めて、この生地の空気になっている。

ただ古いからいいのではない。
新品の生地には出せない“時間の層”がある。
僕は、このシャンブレーを見ているとそう感じる。

60年間、誰にも着られなかった。

この生地は、60年代から今日まで誰にも袖を通されず眠っていた。
そう考えると、少しロマンがある。

本来なら、もっと早く誰かの服になっていたかもしれない。
ワークシャツになっていたかもしれない。
誰かが毎日のように着ていたかもしれない。

汚れて。洗われて。色が抜けて。
とっくに役目を終えていた可能性だってある。

でも、そうならなかった。生地のまま残った。
そして今、BRENAのFLAPという形になった。

あなたが着ることで、初めて動き出す。
僕は、この事実だけでもかなり面白いと思っている。

古いのに、経年変化はこれから始まる。

デッドストックという言葉には、不思議な響きがある。
古い。でも、使われていない。
時間は経っている。でも、服としての時間はまだ始まっていない。

この矛盾が面白い。

洗う。着る。また洗う。
肘に少しシワが入る。袖口が馴染む。
生地が少し柔らかくなる。色の見え方も変わっていく。

60年以上前に織られた生地なのに、経年変化はこれから始まる。
新品なのに、最初から“育つ未来”が見えている。

僕は、そこにこの服ならではの贅沢さを感じる。

ヨーロッパのワークシャツを、余白で仕立て直す。

シルエットのベースにあるのは、ヨーロッパのワークシャツ。
でも、単純な再現ではない。

肩には、ほどよく余白がある。身幅にも、自然なゆとりがある。
その一方で、裾は少し短め。ただ大きいだけでは終わらない。
ここがBRENAらしい。

古いワークシャツの空気は残っている。
でも、着た姿は懐古的に見えない。

太いパンツにも合う。軍パンにも合う。
少し綺麗なスラックスにも合わせられる。
ワークシャツなのに、スタイルを限定しない。

今は、ゆったりした服が珍しくない。
肩を落とす。身幅を広げる。サイズを大きくする。
それだけでも、今っぽいシルエットは作れる。

でも、FLAPは少し違う。
肩と身幅には余白がある。その一方で、着丈を必要以上に長くしない。
だから、身体から離れているのに重たく見えない。

生地の乾いた表情。身幅の余白。少し短めの裾。
その全部が重なって、独特の軽さが生まれる。

僕は、これを単なるオーバーサイズとは思っていない。
大きくしているのではない。服と身体の間に、必要な余白を作っている。

ワークシャツを、ドレスシャツ工房が縫う。

そして、この服のもうひとつの重要な部分が縫製だ。
縫製は、国内トップレベルのドレスシャツ工房へ依頼している。
ここが面白い。

素材は、60年代のデッドストック・フレンチシャンブレー。
ベースは、ヨーロッパのワークシャツ。
それを、ドレスシャツの技術を持つ工房が縫う。普通に考えれば、少し方向が違う。

でも、その“ずれ”がこの服を作っている。

ワークの空気は残る。でも、粗野になりすぎない。
ラフに着られる。でも、どこか品がある。

着た瞬間に感じる、妙な整い方。
僕は、その理由のひとつがこの縫製にあると思っている。

ヴィンテージの空気と、日本の技術。

古い生地を使えば、ヴィンテージの空気は出る。
古い服を参考にすれば、ワークウェアらしさも作れる。
でも、それだけではBRENAにはならない。

60年代のフレンチシャンブレー。ヨーロッパのワークシャツ。
現代的なシルエットバランス。そして、国内トップレベルのドレスシャツ工房による縫製。

違う時代。違う背景。違う技術。
それらを、ひとつの服の中で自然に共存させる。
僕は、そこにBRENAというブランドの面白さがあると思っている。

ヴィンテージを知っている。でも、ヴィンテージに寄りかからない。
技術を持っている。でも、技術を見せつけない。
熱はある。でも、その熱を表へ出しすぎない。

60年代から眠っていた、デッドストック・フレンチシャンブレー。
まだ誰にも着られていない。まだ誰の癖も入っていない。
でも、生地そのものには長い時間がある。

その生地を、今のシルエットへ落とし込む。
そして、日本の確かな技術で縫い上げる。

古着でもない。ただの新品でもない。
ヴィンテージの空気と、日本の技術。
過去の時間と、これから始まる経年変化。その両方が、一枚の中にある。

BRENA FLAP 60s DEADSTOCK FRENCH CHAMBRAY。
60年間、誰にも着られなかった生地。
その時間が、着る人によって今から動き出す。

気づけば何年も着ている。
僕には、そんな未来が自然と想像できる一枚だ。

LAMPA CITY STANDARD
~東京カジュアルの正統派~
A VONTADE DRAWSTRING CARGO EASY VTD-0515-PT A VONTADE DRAWSTRING CARGO EASY VTD-0515-PT A VONTADE DRAWSTRING CARGO EASY VTD-0515-PT A VONTADE DRAWSTRING CARGO EASY VTD-0515-PT A VONTADE DRAWSTRING CARGO EASY VTD-0515-PT A VONTADE DRAWSTRING CARGO EASY VTD-0515-PT

A VONTADE — DRAWSTRING CARGO EASY VTD-0515-PT

軍パンの強さを、都市の温度へ。
ジャングルファティーグを、今の東京で穿く。

軍パンなのに、重たく見えない。

無骨なのに、街に馴染む。

A VONTADE DRAWSTRING CARGO EASY VTD-0515-PTには、そんな独特の“抜け”がある。

カーゴポケットがある。

リップストップを使っている。

デザインの背景には、USミリタリーのジャングルファティーグがある。

ここまで聞けば、かなり無骨なパンツを想像すると思う。

でも、実際に穿くと印象が違う。

強さはある。

それなのに、重くない。

白いTシャツにも馴染む。

シャツを合わせても、パンツだけが浮かない。

スニーカーでもいい。

革靴でも成立する。

僕は、このパンツの核心はそこにあると思っている。

ミリタリーを弱くしたのではない。

ミリタリーの強さを残したまま、今の都市生活へ持ってきている。

ジャングルファティーグと、同じ規格から始まる。

使用されているのは、オリジナルのジャングルファティーグと同規格で再現されたリップストップ生地。

ここは、このパンツを考える上でかなり重要だ。

単に“ミリタリー風”の生地を使ったわけではない。

ジャングルファティーグという服が、なぜあの生地だったのか。

なぜ薄いのか。

なぜ軽いのか。

なぜ格子状に補強されているのか。

その背景まで受け取った上で、今の一本へ落とし込んでいる。

薄手ながら、適度なハリがある。

肌離れの良い、ドライなタッチ。

乾きも早い。

蒸し暑い夏でも、生地が脚へまとわりつきにくい。

軽い。

でも、頼りなくは見えない。

この相反する感覚が、ジャングルファティーグ由来のリップストップにはある。

便利さだけで終わらない、コットン100%。

夏に穿くパンツなら、軽くて乾きやすい方がいい。

それだけを考えれば、化繊という選択肢もある。

でも、このパンツはコットン100%だ。

僕は、そこがいいと思っている。

穿く。

洗う。

また穿く。

少しずつ色が抜ける。

生地が柔らかくなる。

ポケットの縁にアタリが出る。

膝の裏に、その人の動きが残る。

新品の時にはなかった表情が、少しずつ生まれていく。

快適だから穿く。

それだけではない。

穿いた時間そのものが、生地へ残っていく。

化繊のような“便利さだけ”で終わらない。

この経年変化まで含めて、僕はこの生地の魅力だと思っている。

復刻ではなく、今の生活へ作り直す。

デザインソースは、往年のジャングルファティーグ。

でも、単なる復刻ではない。

A VONTADEは、元ネタをそのまま蘇らせるのではなく、今の生活の中でどう穿くかを考えている。

その象徴が、ウエストだ。

ドローコード仕様のイージーパンツ型へアレンジされている。

ベルトを締めなくてもいい。

腰まわりに、少し力が抜ける。

でも、ただラクなだけのイージーパンツには見えない。

ミリタリーの骨格が残っているからだ。

カーゴパンツとしての強さ。

リップストップの表情。

ジャングルファティーグ由来の空気。

そこへ、現代の日常に必要な気楽さを加える。

僕は、こういう再構築がA VONTADEらしいと思う。

タックひとつで、軍パンの温度は変わる。

フロントには、タックが入っている。

小さな違いに見える。

でも、このタックがパンツ全体の見え方を変えている。

腰まわりに自然な余白が生まれる。

生地が真っ直ぐ落ちるのではなく、少し立体的に流れる。

ミリタリー特有の強さが、ほんの少し和らぐ。

だから、カーゴパンツなのに重たく見えない。

無骨なのに、どこか都会的に見える。

軍パンを細くしたから、街に馴染むのではない。

ディテールを消したから、軽く見えるのでもない。

タックによって、布の流れそのものを変えている。

僕は、このやり方がかなり上手いと思う。

強さを消さずに、温度だけを変える。

WALDESという、小さな違和感。

ジッパーには、WALDESジッパーを採用している。

1940〜50年代当時の規格と製法を再現したパーツだ。

正直に言えば、街ですれ違った人が気づくような部分ではない。

パンツを穿いていて、「WALDESですね」と言われることもまずない。

でも、A VONTADEはそこを選ぶ。

元になった時代の空気を、表面的なデザインだけで終わらせないためだと思う。

カーゴポケットを付ける。

リップストップを使う。

それだけなら、ミリタリーテイストは作れる。

でも、このパンツはもう一段深い。

見えにくい場所にまで、ヴィンテージミリタリーへの敬意が残っている。

僕は、こういう小さな積み重ねが最終的な服の空気を作ると思っている。

裾を絞ると、別のパンツになる。

裾には、ドローコードが配置されている。

絞らず、そのまま穿く。

生地が自然に落ちる。

カーゴパンツらしい、少し力の抜けたストレートな表情になる。

そこから裾を絞る。

足元に生地が溜まる。

シルエットに丸みが生まれる。

パンツ全体の重心が変わる。

同じ一本なのに、見え方がかなり違う。

スニーカーなら、少し絞る。

サンダルなら、軽く溜める。

革靴なら、絞らず自然に落とす。

合わせる靴によって、パンツ側を変えられる。

ただの機能ではない。

スタイリングそのものを調整できるディテールだ。

M-65でも、M-47でもない。

カーゴパンツと聞くと、太くて重いものを想像する人も多いと思う。

US軍のM-65。

フランス軍のM-47。

どちらも名作だ。

僕も好きだ。

でも、その存在感は強い。

生地にも重量がある。

シルエットにも迫力がある。

それが魅力である一方、今の都市生活では少し重く感じる日もある。

DRAWSTRING CARGO EASYは、その場所にはいない。

もともとジャングルファティーグが持っていた、軽さのあるバランスを活かしている。

太すぎない。

重すぎない。

でも、細くもない。

カーゴパンツとしての存在感は、きちんと残っている。

僕は、この中間が今の東京にはよく合うと思う。

軍パンの強さを、都市の温度へ。

ジャングルファティーグと同規格で再現されたリップストップ。

コットン100%だからこそ生まれる経年変化。

ドローコード仕様のイージーウエスト。

腰まわりに余白を作るタック。

WALDESジッパー。

そして、シルエットを変えられる裾のドローコード。

ひとつひとつを見ると、違う方向を向いているように見える。

ヴィンテージ。

ミリタリー。

イージーパンツ。

都市生活。

でも、A VONTADEはそれを一本の中で自然に繋げている。

ミリタリーの強さは残す。

でも、重さは残さない。

無骨さは残す。

でも、街を拒まない。

A VONTADE DRAWSTRING CARGO EASY VTD-0515-PT。

軍パンの強さを、都市の温度へ。

僕は、この一本にLAMPAが考える“CITY RUGGED”の空気を強く感じている。

LAMPA CITY STANDARD
~東京カジュアルの正統派~
A VONTADE 7.5oz Pocket T-Shirts S/S VTD-0590-CS A VONTADE 7.5oz Pocket T-Shirts S/S VTD-0590-CS A VONTADE 7.5oz Pocket T-Shirts S/S VTD-0590-CS A VONTADE 7.5oz Pocket T-Shirts S/S VTD-0590-CS A VONTADE 7.5oz Pocket T-Shirts S/S VTD-0590-CS A VONTADE 7.5oz Pocket T-Shirts S/S VTD-0590-CS A VONTADE 7.5oz Pocket T-Shirts S/S VTD-0590-CS A VONTADE 7.5oz Pocket T-Shirts S/S VTD-0590-CS A VONTADE 7.5oz Pocket T-Shirts S/S VTD-0590-CS A VONTADE 7.5oz Pocket T-Shirts S/S VTD-0590-CS

A VONTADE — 7.5oz Pocket T-Shirts S/S VTD-0590-CS

綺麗すぎるTシャツでは、物足りない。
着込むほどに、男っぽくなる一枚。

最近、Tシャツが少し綺麗すぎると感じることがある。

滑らかで、整っていて、品がある。

もちろん、それは悪いことではない。

むしろ一枚で着た時に、きちんと見える。

大人が着やすい。

今のTシャツとして、とても正しいと思う。

でも、デニムを穿いた時。

軍パンを穿いた時。

少し穿き込んだチノを合わせた時。

どこか物足りなさを感じる瞬間がある。

パンツには時間が刻まれているのに、Tシャツだけが妙に綺麗に見える。

色落ちしたデニム。

アタリの出た軍パン。

少しクタっとしたチノ。

その隣に、もっと自然に立てるTシャツが欲しい。

A VONTADE 7.5oz Pocket T-Shirts S/Sは、そんな感覚に静かに応えてくれる一枚だ。

ツルっと綺麗なTシャツではない。

使用されているのは、空紡糸を使ったブランドオリジナルファブリック。

触れた瞬間に分かる。

滑らかではない。

しっとりともしていない。

カリッと乾いている。

表面には、空紡糸特有の少しラフな表情がある。

そして、7.5ozというしっかりとした肉感。

薄くて軽いTシャツとは、明らかに違う。

一枚で着た時に、生地そのものがちゃんと残る。

身体の線を必要以上に拾わない。

でも、ただ厚いだけではない。

乾いたタッチがあるから、重たく見えすぎない。

僕は、この“カリッとした感じ”が好きだ。

ツルっと綺麗なTシャツにはない。

着込める男っぽさがある。

空紡糸だから、この無骨さが出る。

空紡糸には、独特の表情がある。

糸の中心に適度な空気を含みながら、外側には撚りがかかる。

その構造が、ふっくらとしたボリュームと、表面のドライな質感を生む。

綺麗に整いすぎない。

少し粗野で、少し乾いている。

でも、そのラフさが服になると格好いい。

特に、デニムや軍パンとの相性はいい。

ボトムスが持っている無骨さに、Tシャツが負けない。

かといって、ヘビーウェイトTシャツ特有の強い存在感だけで押してくるわけでもない。

ちゃんと日常に馴染む。

この距離感が、A VONTADEらしいと思う。

今では僅かしか残っていない丸編み機で編む。

この生地は、日本国内でもごく僅かしか現存していない希少な丸編み機によって編み立てられている。

ここも、このTシャツの重要な部分だ。

生地は、糸だけで決まらない。

何で編むか。

どんな速度で編むか。

どんなテンションをかけるか。

その違いが、最終的な風合いへ現れる。

このTシャツには、現代的な均一さとは少し違う空気がある。

生地に、わずかな膨らみがある。

しっかりしているのに、板のように硬くない。

着た時に、身体との間へ自然な余白が生まれる。

その表情は、スペックだけでは説明しきれない。

古い機械を使えば格好いい、という話ではない。

この糸と、この肉感を、どういう生地にしたいのか。

その答えとして、この編み方が選ばれている。

脇に縫い目がない。それだけで着心地は変わる。

丸胴ならではの特徴が、脇に縫い目がないこと。

一見すると、小さな違いに見える。

でも、長く着ると分かる。

身体をひねる。

腕を動かす。

一日中着る。

その時、脇の縫い代が身体へ当たりにくい。

ストレスが少ない。

さらに横方向への伸びにも強く、型崩れしにくい。

ラフに着る。

洗う。

また着る。

その繰り返しの中で、自然と身体へ馴染んでいく。

Tシャツは、飾っておく服ではない。

だから僕は、こういう“着続けるための構造”に惹かれる。

ベーシックだから、誤魔化せない。

デザイン自体は、非常にベーシックだ。

クルーネック。

胸ポケット。

半袖。

大きなロゴもない。

強い装飾もない。

だからこそ、生地や縫製、細かなバランスの違いが、そのまま服の空気として現れる。

肩がどこへ落ちるか。

袖がどう見えるか。

身幅にどれだけ余白があるか。

首元がどのくらい締まっているか。

ひとつひとつは、小さな違いだ。

でも、Tシャツはシンプルだから、その小さな違いが全部見える。

何もない服ほど、誤魔化せない。

このTシャツには、その怖さを受け止めるだけの生地と作りがある。

裾と袖口に残された、天地引き。

裾や袖口には、ヴィンテージTシャツに見られる天地引きの縫製仕様を採用している。

表側から見ると、ポツポツとした縫い目が見える。

一見すると、少し頼りなく感じるかもしれない。

でも、実際には高い強度を持つ。

さらに、綺麗に仕上げるには職人の技術が必要になる。

今では、かなり希少な仕様だ。

僕が面白いと思うのは、天地引きが単なるヴィンテージ再現で終わっていないこと。

この空紡糸の生地。

この7.5ozの肉感。

この少し無骨な表情。

そこへ、天地引きのポツポツとした縫い目が入る。

すると、Tシャツ全体の空気が少しだけ変わる。

綺麗に整いすぎない。

でも、雑ではない。

この微妙な境界線が格好いい。

あえて、首リブを細くする。

さらに特徴的なのが、あえて細めに設定された首元のリブ。

今のヘビーウェイトTシャツは、首元を強く作るものが多い。

太いリブ。

強いテンション。

何度洗っても形が変わりにくい。

もちろん、それもひとつの正解だ。

でも、A VONTADEは違う。

あえて細い。

新品の時は、少し頼りなく感じるかもしれない。

でも、僕はそこがいいと思っている。

着込む。

洗う。

また着る。

少しずつ自然なヨレが出る。

首元に、力の抜けた表情が生まれる。

その変化が、このTシャツの空気をさらに深くしていく。

色落ちしたデニムの隣に立てるTシャツ。

色落ちしていくデニム。

アタリが出た軍パン。

少しクタっとしてきたチノ。

僕は、そういうパンツが好きだ。

新品の時より、穿いた後の方が格好いい。

その人の時間が、少しずつ服へ残っていく。

だから、合わせるTシャツも綺麗すぎない方がいい時がある。

少し乾いた生地。

少し力の抜けた首元。

着込むことで生まれる自然な表情。

それが、経年変化したボトムスと合わさった時、不思議なくらい自然に馴染む。

Tシャツだけが新品の顔をしない。

パンツの時間に、ちゃんと寄り添っていく。

僕は、この感覚がかなり好きだ。

綺麗すぎない。でも、ただ雑でもない。

7.5ozの肉感。

空紡糸特有のドライなタッチ。

希少な丸編み機による生地。

丸胴のストレスの少ない着心地。

天地引き。

そして、あえて細く設定された首元のリブ。

ひとつひとつを見ると、派手なものは何もない。

でも、全部が重なると、このTシャツにしかない空気が生まれる。

綺麗すぎない。

でも、ただ雑でもない。

無骨さはある。

でも、街から浮くほど強くない。

デニムに合う。

軍パンに合う。

チノにも合う。

そして、東京の日常に自然と馴染む。

A VONTADE 7.5oz Pocket T-Shirts S/S VTD-0590-CS。

都市生活に馴染む、適度な無骨さ。

僕は、この一枚にA VONTADEらしい空気がしっかり詰まっていると思う。

LAMPA CITY STANDARD
~東京カジュアルの正統派~
BRENA BLAZE 80S DEADSTOCK THOMAS MASON LAMPA別注 BRENA BLAZE 80S DEADSTOCK THOMAS MASON LAMPA別注 BRENA BLAZE 80S DEADSTOCK THOMAS MASON LAMPA別注 BRENA BLAZE 80S DEADSTOCK THOMAS MASON LAMPA別注 BRENA BLAZE 80S DEADSTOCK THOMAS MASON LAMPA別注

BRENA BLAZE 80S DEADSTOCK THOMAS MASON LAMPA別注

国内トップドレス工房が仕立てる、街の品格。
80年代THOMAS MASONを、今着るということ。

ただ古いだけでは、出せない空気がある。

この生地を見た瞬間、僕はそれを感じた。

しっかりとしたハリとコシ。

それでいて、肌に触れると滑らか。

そして何より、このストライプだ。

派手ではない。

でも、静かに目を引く。

どこか色気がある。

それなのに、男っぽさも残っている。

今の生地には、なかなか見つからない配色だった。

BRENA BLAZE 80S DEADSTOCK THOMAS MASON。

LAMPAがBRENAにお願いして製作してもらった、特別な別注モデルだ。

使用したのは、THOMAS MASONの80年代デッドストック生地。

80年代に織られた生地を、今、新品のシャツとして袖を通す。

僕は、それ自体がかなり贅沢なことだと思っている。

80年代のTHOMAS MASONには、今とは違う色気がある。

THOMAS MASONは、1796年創業。

長い歴史を持つ、英国を代表するシャツ生地メーカーのひとつだ。

上質なシャツ生地。

美しい発色。

滑らかな肌触り。

その名前に、端正なドレスシャツのイメージを持つ人も多いと思う。

でも、今回使った生地は少し違う。

80年代のデッドストック。

今のTHOMAS MASONとは、どこか空気が違う。

色の組み合わせに、少し大胆さがある。

でも、決して派手ではない。

品がある。

その一方で、少し男っぽい。

綺麗に整いすぎていない。

僕は、この微妙な“色気”に惹かれた。

古いからいいのではない。

その時代にしか存在しなかった感覚が、生地の中に残っている。

そこがいい。

デッドストックを、飾るのではなく着る。

ヴィンテージ生地と聞くと、それだけで特別に見える。

でも僕は、古い生地だから価値があるとは思っていない。

大事なのは、今着て格好いいかどうかだ。

この生地は、そこが強かった。

80年代の空気を持っている。

でも、懐古的には見えない。

昔のシャツを再現するために使うのではなく、今のシルエットへ落とし込む。

デニムに合わせる。

軍パンに合わせる。

黒いパンツに合わせる。

その時、生地の古さではなく、配色の良さが前へ出る。

80年代のヴィンテージファブリックを、資料として眺めるのではない。

汗をかく。

洗う。

また着る。

僕は、その方がずっと贅沢だと思う。

BLAZEという形を選んだ理由。

デザインは、オープンカラー。

襟元にはチーループ。

シルエットは、ややゆったりとしたボックス型。

肩の力が抜けている。

でも、ラフすぎない。

このバランスが、80年代のTHOMAS MASONとよく合った。

もし、これを端正なドレスシャツにしていたら。

もちろん、生地の良さは伝わったと思う。

でも、このストライプが持つ色気や男っぽさは、少し違って見えたかもしれない。

半袖。

オープンカラー。

ゆとりのあるボックスシルエット。

その力の抜けた形へ、上質なドレスシャツ生地を入れる。

僕は、この少しの“ずれ”が好きだ。

上質だから、かしこまる必要はない。

むしろ、上質なものほど日常でラフに着たい。

一見シンプル。でも、ポケットは二つある。

胸元を見る。

一見すると、シンプルなポケットに見える。

でも、実際には違う。

上から物を入れるポケット。

そして、横から手を入れられるポケット。

二つは、中で繋がっていない。

完全に別構造になっている。

ただ変わったデザインを作りたかったわけではない。

使い方そのものを分けている。

上から入れる。

横から入れる。

同じ場所にありながら、それぞれが別の役割を持つ。

こういうところに、BRENAらしさがあると思う。

大きなデザインで見せない。

一見シンプルに見える。

でも、使っていくと気づく。

静かな遊び心が、服の中に隠れている。

ボタンひとつに、手仕事を残す。

ボタン付けには、千鳥掛けを採用している。

手作業でしか行えない仕事だ。

正直に言えば、街ですれ違った人が気づくような部分ではない。

シャツを着ていて、「千鳥掛けですね」と言われることもまずない。

でも、だからこそいい。

誰かに見せるためではない。

服として、きちんと作る。

ボタンという小さな部品にまで、人の手を残す。

僕は、こういう仕事に品が宿ると思っている。

高級に見せるための装飾ではない。

目立たない場所を、丁寧に仕上げる。

その積み重ねが、最終的に服全体の空気を作る。

国内トップレベルのドレスシャツ工房が縫う。

縫製を担当するのは、国内トップレベルのドレスシャツ工房。

ここが、このシャツのもうひとつの核心だ。

半袖のオープンカラーシャツ。

アイテムだけを見れば、かなりラフだ。

でも、その奥にはドレスシャツ由来の緊張感がある。

縫いの正確さ。

パーツの収まり。

襟の見え方。

ボタンまわりの静かな美しさ。

大きく主張するものではない。

でも、着ると分かる。

肩の力は抜けているのに、空気が整う。

カジュアルなのに、どこか品が残る。

その理由は、表面的なデザインだけではない。

服の奥に、ドレスシャツを作る技術がある。

上質な生地を、上質に見せすぎない。

THOMAS MASON。

80年代デッドストック。

国内トップレベルのドレスシャツ工房。

千鳥掛け。

ここまで聞くと、かなり特別なシャツに思える。

実際、特別だ。

でも、僕がこのシャツで好きなのは、特別に見せすぎていないところだ。

オープンカラー。

半袖。

ゆったりとしたボックスシルエット。

日常で着るための形だ。

高級な生地を、高級そうに見せる。

それは、ある意味では分かりやすい。

でも、上質な生地を力の抜けた服へ落とし込む。

その方が難しい。

カジュアルなのに、品が残る。

肩の力は抜けているのに、空気が整う。

僕が欲しかったのは、そこだった。

この条件は、もう一度揃わないかもしれない。

230年以上の歴史を持つTHOMAS MASON。

その80年代に織られたデッドストック生地。

今ではなかなか出会えない、美しいストライプ。

BRENAのBLAZEという形。

二層構造のポケット。

手作業による千鳥掛け。

そして、国内トップレベルのドレスシャツ工房による縫製。

ひとつひとつなら、似た条件は見つかるかもしれない。

でも、すべてが同時に揃うことは簡単ではない。

何より、生地はデッドストックだ。

使えば、なくなる。

同じものを、もう一度織ることはできない。

80年代という時間そのものを、再生産することもできない。

この条件が、再び揃うことはないかもしれない。

今ここにある。

そして、新品のシャツとして袖を通せる。

それだけで、十分に特別な理由になる。

BRENA BLAZE 80S DEADSTOCK THOMAS MASON LAMPA別注。

僕は、このシャツをそういう一枚だと思っている。

LAMPA CITY STANDARD
~東京カジュアルの正統派~
BARNSTORMER DRESS FATIGUE SNOW CAMO BARNSTORMER DRESS FATIGUE SNOW CAMO BARNSTORMER DRESS FATIGUE SNOW CAMO BARNSTORMER DRESS FATIGUE SNOW CAMO BARNSTORMER DRESS FATIGUE SNOW CAMO

BARNSTORMER — DRESS FATIGUE SNOW CAMO

軍パンに、仕立て屋の哲学を。
無骨なのに、どこか品がある。

無骨なのに、どこか品がある。

このパンツを初めて見た時、僕が感じたのはそこだった。

ミリタリーの空気は、確かにある。

大きなポケット。
リップストップ。
スノーカモ。

ひとつひとつを見れば、かなり無骨だ。

でも、穿いた姿は不思議なほど静かに見える。

軍パン特有の強さがありながら、どこか整っている。

Tシャツ一枚でも成立する。

シャツを合わせれば、急に大人っぽくなる。

革靴を履いても、パンツだけが浮かない。

BARNSTORMER DRESS FATIGUE SNOW CAMOは、USミリタリーのファティーグパンツをベースにしながら、そこへテーラードの思想を落とし込んだ一本だ。

僕は、このパンツを見るたびに思う。

軍パンとスラックスは、本当に遠い存在なのだろうか。

スノーカモには、静けさがある。

使用されているのは、スノーカモ柄のリップストップ生地。

本来、スノーカモは雪上でのカモフラージュを目的として生まれた。

ウッドランドカモとも違う。

タイガーカモとも違う。

一般的な迷彩柄が、色と柄を重ねながら風景へ溶け込もうとするのに対して、スノーカモには独特の余白がある。

白を基調とした空間。

その中に、静かに走る柄。

ミリタリーなのに、どこか音が少ない。

僕は、この静けさが好きだ。

カモフラージュなのに、強く主張しすぎない。

柄物なのに、余白がある。

だからこそ、この柄には独特の“抜け”が生まれる。

ミリタリー特有の強さは残る。

でも、都会の服として成立する軽さがある。

派手ではない。

けれど、無地には絶対に出せない奥行きがある。

真夏に穿ける軍パン。

生地は、格子状に補強されたリップストップ。

薄い。

軽い。

それでいて、しっかりとした強さがある。

リップストップという生地の面白さは、ここにあると思う。

厚くすることで強度を出すのではない。

格子状の組織によって、生地そのものを補強する。

だから、軽快さを残せる。

乾きも早い。

蒸し暑い日本の夏でも、生地が肌へまとわりつきにくい。

いわゆる軍モノ特有の“重さ”が、ここにはない。

軍パンは格好いい。

でも、真夏になると手が伸びなくなる。

厚い。
重い。
暑い。

そういうパンツも多い。

DRESS FATIGUE SNOW CAMOは違う。

ミリタリーの存在感を残したまま、真夏でも自然に穿ける。

ありそうで、なかなかない。

ファティーグパンツの形は、消していない。

デザインベースは、USミリタリーのファティーグパンツ。

大きめのフロントポケット。

ヒップにはフラップポケット。

元になった軍パンの空気は、きちんと残されている。

ここが大事だと思う。

上品に見せるために、ミリタリーを消しているわけではない。

軍パンの形を残す。

ポケットの存在感も残す。

スノーカモという柄も残す。

その上で、穿いた時の見え方を変えていく。

僕は、そこにBARNSTORMERの面白さがあると思っている。

ミリタリーを綺麗に見せるのではない。

ミリタリーのまま、仕立てで整える。

この違いは大きい。

前立てを見れば、このブランドの本気が分かる。

細部に目を向けた時、このブランドの本気が見えてくる。

前立てには、スラックスに見られるテング仕様を採用。

軍パンでは、まず意識しない場所だ。

でも、ここが違う。

ウエストまわりを安定させ、腹部をすっきり見せる。

穿いた時のフロントラインが、自然に整う。

派手なディテールではない。

外から見て、一目で分かるものでもない。

でも、穿いた姿には出る。

僕は、こういう設計が好きだ。

見せるためのディテールではなく、服そのものを美しく見せるためのディテール。

軍パンの中へ、スラックスの考え方が静かに入っている。

ピンループとマーベルト。見えない場所で、形を整える。

フロントボタン下には、ピンループ。

ベルト着用時のズレを抑え、余計なシワが出ることを防ぐ。

さらに、ウエスト内部には芯入りのマーベルト。

タックインした時の腰まわりを、自然に落ち着かせる。

どちらも、普通に穿いているだけではほとんど見えない。

でも、その見えない部分がシルエットを支えている。

シャツをタックインする。

ベルトを締める。

その時、腰まわりが妙に綺麗に見える。

軍パンなのに、なぜか整って見える。

その理由は、こういう見えない場所にある。

BARNSTORMERは、軍パンを作りながら、腰まわりをスラックスとして考えている。

僕は、そこが本当に面白いと思う。

プレスで、パンツは立体になる。

そして、BARNSTORMERを語る上で外せないのがプレスワークだ。

パンツは、縫えば完成するわけではない。

どこへ熱を入れるか。

どこを伸ばすか。

どこを縮めるか。

その積み重ねで、平面的な生地が立体へ変わっていく。

BARNSTORMERのパンツには、このプレスの思想がある。

脚の形に沿うように描かれる、美しいカーブ。

正面から見た時だけではない。

横から見た時。
歩いた時。
少し身体をひねった時。

パンツが平面のままではなく、身体の周りに立体として存在する。

だから、ミリタリーパンツとは思えないほどシルエットが研ぎ澄まされる。

生地は無骨だ。

柄もミリタリーだ。

でも、立ち姿はスラックスに近い。

この矛盾が、格好いい。

軍パンに、仕立て屋の哲学を。

スノーカモ。

リップストップ。

大きなファティーグポケット。

フラップ付きのヒップポケット。

ここまでなら、確かに軍パンだ。

でも、その内側にはテング仕様がある。

ピンループがある。

芯入りのマーベルトがある。

そして、立体を作るプレスワークがある。

つまり、このパンツは軍パンの形を借りただけではない。

ミリタリーという素材を、仕立て屋の目で作り直している。

僕は、そこにBARNSTORMERというブランドの本質があると思っている。

無骨さを消さない。

でも、無骨さだけに頼らない。

上品に見せる。

でも、綺麗にまとめすぎない。

軍パンなのに、どこか静かで品がある。

真夏に穿けるほど軽いのに、服としての存在感は残る。

BARNSTORMER DRESS FATIGUE SNOW CAMO。

軍パンに、仕立て屋の哲学を。

僕は、この一本をそう見ている。

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~東京カジュアルの正統派~
A VONTADE FATIGUE SHORTS VTD-0357-PT2 A VONTADE FATIGUE SHORTS VTD-0357-PT2 A VONTADE FATIGUE SHORTS VTD-0357-PT2 A VONTADE FATIGUE SHORTS VTD-0357-PT2 A VONTADE FATIGUE SHORTS VTD-0357-PT2 A VONTADE FATIGUE SHORTS VTD-0357-PT2 A VONTADE FATIGUE SHORTS VTD-0357-PT2 A VONTADE FATIGUE SHORTS VTD-0357-PT2

A VONTADE — FATIGUE SHORTS VTD-0357-PT2

ラクだから穿くんじゃない。
夏でも、ちゃんと気分が上がるショーツ。

最近のショーツは、どこか“優しすぎる”と思うことがある。

軽い。
快適。
涼しい。

たしかに穿きやすい。

でも、何かが残らない。

穿いた瞬間はラクだけど、気持ちは上がらない。

街に出ても、どこか印象に残らない。

夏だから仕方がない。

そう思ってしまえば、それまでだ。

でも僕は、ショーツにもちゃんと服としての格好良さが欲しい。

涼しいだけではなく、穿いた時に少し気分が変わる。

白いTシャツ一枚でも、ちゃんとその人の空気が残る。

A VONTADE FATIGUE SHORTS VTD-0357-PT2は、そんな“便利なだけのショーツ”とは少し違う。

ジャングルファティーグと、同じ規格から始まる。

生地には、オリジナルのジャングルファティーグと同規格で再現されたリップストップを採用している。

ここが、まず面白い。

単に“ミリタリー風”の生地を使ったわけではない。

元になったものが、なぜあの質感なのか。

なぜ薄いのか。
なぜ軽いのか。
なぜ格子状に補強されているのか。

その背景まで受け取った上で、今の服へ持ってきている。

薄手なのに、雰囲気がある。

軽いのに、妙に頼もしい。

この相反する感覚が、ジャングルファティーグ由来のリップストップにはある。

僕は、この生地を触るたびに思う。

軽さと薄さは、決して弱さではない。

むしろ、必要なものだけを残した結果なのだと。

薄い。軽い。でも、道具には見えない。

触れた瞬間に伝わる、独特のドライなタッチ。

汗ばむ時期でも、肌に張り付きにくい。

風が抜ける。

乾きも早い。

夏に穿くショーツとして、かなり理にかなっている。

でも、このパンツの良さは機能だけではない。

アウトドアブランドの化繊ショーツのような、強い“道具感”へ寄っていない。

コットンの表情が、ちゃんと残っている。

光の当たり方で、生地の陰影が変わる。

少しシワが入る。

穿いた人の動きが、そのまま生地に残る。

高機能だから格好いいのではない。

服として格好いいものが、結果として夏にも使いやすい。

僕は、この順番が大事だと思っている。

新品がピークではないショーツ。

洗って、穿いて、また洗う。

少しずつアタリが出る。

生地が柔らかくなる。

色が馴染んでいく。

リップストップの格子も、最初とは少し違う表情になっていく。

新品がピークではない。

時間と一緒に育っていく。

この“経年変化するショーツ”という感覚が、まず格好いい。

ショーツは、どうしても消耗品のように扱われやすい。

暑いから穿く。
汗をかく。
洗う。
また穿く。

それで終わるものも多い。

でも、このFATIGUE SHORTSは違う。

穿いた時間が、少しずつ生地に残っていく。

去年より今年。

今年より来年。

少し馴染んだ頃の方が、たぶん格好いい。

軍パンの強さを、夏の長さへ。

デザインベースは、アメリカ軍のファティーグパンツ。

独特な丸みを帯びたカーゴポケット。

片手でラフに調整できるウェービングベルト。

さらに股下には、可動域を広げるガゼットクロッチ。

ひとつひとつを見ると、かなり機能的だ。

でも、穿いた姿は機能服には見えない。

軍パンみたいに重たく見えない。

かといって、ただのイージーショーツみたいに軽くも見えない。

この間にいる。

僕は、そこがA VONTADEらしいと思う。

元ネタを消さない。

でも、そのまま縮めただけのショーツにもならない。

軍パンが持っていた強さを残しながら、夏の街で穿ける長さと軽さへ変えている。

ガゼットクロッチは、見えない。でも身体は知っている。

股下には、ガゼットクロッチが入っている。

正直に言えば、立っているだけではほとんど気づかない。

前から見ても、大きく主張するディテールではない。

でも、動くと分かる。

しゃがむ。

自転車に乗る。

階段を上がる。

脚を大きく開く。

そういう時に、股まわりが変に突っ張らない。

見えないところで、身体の動きを逃がしてくれる。

僕は、こういうディテールが好きだ。

説明されなければ気づかない。

でも、一度知ると、その服の見え方まで変わる。

デザインのための機能ではなく、使うための設計。

その結果として、シルエットまで自然に見える。

白Tにビーサン。それでも空気が残る。

白いTシャツ。

ビーチサンダル。

夏なら、それだけでいい。

でも、その簡単な合わせほどパンツの違いが出る。

FATIGUE SHORTSなら、ラフなまま空気が残る。

リップストップの表情。

丸みのあるカーゴポケット。

ウェービングベルト。

それぞれが強く主張するわけではない。

でも、全部が重なると、ただの白Tとショーツでは終わらない。

シャツを羽織れば、少し大人っぽくなる。

革靴を合わせれば、また違う。

軍パン由来なのに、合わせる服を限定しない。

これも、このショーツの強さだと思う。

蒸し暑い東京の夕方に。

蒸し暑い東京の夕方。

一日が終わっても、まだ街に熱が残っている。

コンビニに行くだけ。

近所で少し飯を食うだけ。

別に、誰かに見せるための服ではない。

でも、玄関でこのショーツを穿くと、なんだか少し気分がいい。

気取っていないのに、静かに格好いい。

頑張っていないのに、雰囲気が出る。

僕は、夏の服にはこういう感覚が必要だと思っている。

暑いから仕方なく穿くのではない。

暑い日でも、これを穿きたいと思える。

その違いは大きい。

ラクだから穿くんじゃない。

こういうショーツは、探すと意外と少ない。

軽いものはある。

涼しいものもある。

動きやすいものもある。

でも、それだけでは気分までは動かない。

A VONTADE FATIGUE SHORTS VTD-0357-PT2は違う。

オリジナルのジャングルファティーグと同規格で再現されたリップストップ。

穿くほどに変わるコットンの表情。

丸みを帯びたカーゴポケット。

ラフに調整できるウェービングベルト。

動きを邪魔しないガゼットクロッチ。

すべてが、夏の日常へ繋がっている。

ラクだから穿くんじゃない。

気づけば、玄関を出る前に手が伸びている。

僕は、このショーツをそういう一本だと思っている。

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THING FABRICS TF LOOSE T-SHIRT 1mm TFIN-2002 THING FABRICS TF LOOSE T-SHIRT 1mm TFIN-2002 THING FABRICS TF LOOSE T-SHIRT 1mm TFIN-2002 THING FABRICS TF LOOSE T-SHIRT 1mm TFIN-2002 THING FABRICS TF LOOSE T-SHIRT 1mm TFIN-2002 THING FABRICS TF LOOSE T-SHIRT 1mm TFIN-2002 THING FABRICS TF LOOSE T-SHIRT 1mm TFIN-2002 THING FABRICS TF LOOSE T-SHIRT 1mm TFIN-2002 THING FABRICS TF LOOSE T-SHIRT 1mm TFIN-2002

THING FABRICS TF LOOSE T-SHIRT 1mm TFIN-2002

夏の空気そのものを、着替える。
タオルから生まれた、服としての快適さ。

暑い夏の日。

少しでも快適でいたくて、気づけばいつも似たような服ばかり選んでいる。

軽さ。
涼しさ。
楽さ。

夏はどうしても、機能を優先した服装になっていく。

でも、それを繰り返しているうちに、どこか気分まで単調になっていく瞬間がある。

お洒落をしたい気持ちはある。

でも、暑さの前ではどうしても後回しになる。

夏は、気づかないうちに“装う楽しさ”から一番遠くなってしまう季節なのかもしれない。

THING FABRICS TF LOOSE T-SHIRT 1mmは、そんな夏の空気を少し変えてくれる一枚だ。

タオルのように水分を吸い取り、驚くほど軽やかな着心地。

それでいて、ただ快適なだけでは終わらない。

独特な素材感と、空気を含むようなシルエットが、いつもの夏服に静かな違いを生み出してくれる。

涼しいだけではなく、ちゃんと気分が上がる。

夏にもう一度、服を着る楽しさを思い出させてくれるTシャツだと思う。

着た瞬間、涼しさの意味が変わる。

袖を通した時、見た目から想像していた印象が静かに変わる。

ゆったりしている。

でも、だらしなく見えない。

服の中を自然に風が通り抜ける。

肌に張り付きにくく、蒸し暑い日でも驚くほど軽やかだ。

これは、着て初めて実感できる気持ち良さだと思う。

涼しい服はたくさんある。

でも、涼しさだけで終わる服は、意外と飽きる。

このTシャツは違う。

快適さの中に、ちゃんと素材の面白さがある。

無地なのに、なぜか目に残る。

大きなロゴはない。

強い主張もない。

それでも、ふとした瞬間に目が止まる服がある。

このTシャツは、そういう種類の服だ。

一般的な天竺編みのTシャツとも違う。

ニット編みのカットソーとも違う。

1mmパイル特有の柔らかな陰影と、ほんのりとした起毛感。

その独特な質感が、無地に深みを与えている。

ただシンプルなだけでは終わらない。

街の光や湿度まで含めて、静かに雰囲気を作ってくれる。

僕は、この“無地なのに記憶に残る感じ”がかなり好きだ。

余白があるのに、ルーズには見えない。

シルエットはゆったりしている。

でも、ただ大きいわけではない。

生地が落ちる位置。
肩から袖へ流れるライン。
身体との距離。

その細かなバランスだけで、服の見え方は大きく変わる。

大きめなのに、不思議とだらしなく見えない。

力を入れていないのに、自然と雰囲気が整う。

その静かな説得力が、このTシャツにはある。

夏の服は、どうしても簡単になる。

だからこそ、シルエットと素材のわずかな差が大きく出る。

TF LOOSE T-SHIRTは、その差をちゃんと持っている。

世界にひとつしかない生地が、この一枚を作っている。

原料は、アメリカ・カリフォルニア州サンホーキンバレーで育てられたサンホーキン綿。

その綿を、精紡交撚糸という特殊な紡績技術で撚り上げる。

さらに、THING FABRICSが独自に開発したスパン糸を打ち込んでいく。

そうして生まれたのが、この1mmパイルの生地だ。

タオル生地は、本来アパレルに向いているとは言い切れない。

厚くなる。
重くなる。
形が出にくい。

でもTHING FABRICSは、それを服として成立させた。

伸縮性があり、軽く、そしてタオル特有のあの肌触りがちゃんとある。

汗をかいても、べたつきにくい。

肌に触れた瞬間、すっと水分を引き取っていく。

タオルとしての機能を持ちながら、服として完全に成立している。

今治タオルの基準を、大きく超える吸水性。

今治タオルの品質基準には、沈降法試験というものがある。

水に浮かべたタオルが、どれだけ早く沈むかを測る試験だ。

一般的な基準は、60秒以内。

それに対して、THING FABRICSが作るこの生地は、わずか5秒。

一般的な基準を大きく超えるスピードで、水分を吸い上げていく。

だから蒸し暑い日でも、肌にまとわりつきにくい。

汗をかいたあとも、不思議と不快感が残りにくい。

Tシャツなのに、どこかタオルに包まれているような感覚がある。

でも、ただ快適なだけでは終わらない。

ちゃんと街で着られる空気感がある。

ラフなのに、どこか品が残る。

このバランスが、THING FABRICSらしさだと思う。

タオルが服になる。その体験。

タオルが服になる。

その言葉だけ聞けば、少し冗談のように聞こえるかもしれない。

でも、袖を通すと意味が変わる。

今治タオルが誇る吸水性。

他の何にも似ていない、あの柔らかな肌触り。

それが、Tシャツという形でそのまま肌に触れてくる。

これは、素材説明ではなく体験だと思う。

世界のビッグメゾンからも高く評価されてきた今治タオルの技術。

その感性から生まれた、ウェアとしてのタオル。

快適さだけではなく、何年でも着続けたくなるシルエット。

ただの機能服ではない。

“夏の気分”まで変えてくれる一枚だ。

ただ涼しいだけでは、もう物足りない。

ただ涼しいだけのTシャツでは、もう物足りない。

快適さ。
空気感。
そして、ちゃんと服を着る楽しさ。

その全部を、この一枚は変えてくれる。

暑いから、楽な服を着る。

それは自然なことだ。

でも、楽なだけで終わらなくてもいい。

ちゃんと気分が上がる。
ちゃんと街で着られる。
ちゃんと自分の服になる。

THING FABRICS TF LOOSE T-SHIRT 1mmは、そういうTシャツだ。

夏の空気そのものを、着替えるような一枚。

僕は、このTシャツをそう感じている。

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TRIALOGUE STUDIO グログランハンドルレザートートバッグ NK069

TRIALOGUE STUDIO グログランハンドルレザートートバッグ NK069

色を持つということは、
少しだけ街に対して強くなれるということ。

黒、ネイビー、グレー。

気づけば、僕らのワードローブは静かな色ばかりになっていく。

もちろん、それは悪いことじゃない。

むしろ年齢を重ねるほど、派手さよりも“馴染むこと”の心地良さを知っていく。

僕自身もそうだ。

黒いパンツ。
ネイビーのシャツ。
グレーのニット。
黒い革靴。

気づけば、自然とそういう色を選んでいる。

だけど時々、物足りなくなる。

シンプルな白いブルゾン。
黒いシャンブレーパンツ。
黒い革靴。

きちんとまとまっている。

でも、完成されすぎたスタイルは、時に少しだけ閉じている。

そんな時、このTRIALOGUE STUDIOのバッグを持つと、服が急に生き始める。

鮮やかな発色。

でも、不思議と浮つかない。

それは単純な“派手さ”ではなく、素材の深さで色を成立させているからだと思う。

TRIALOGUE STUDIO NK069 レザートートバッグ スタイリング

発色ではなく、革の深さで色を見せる。

TRIALOGUE STUDIOが使うのは、ブランドオリジナルの国産牛革。

僕は、この革がかなり好きだ。

革本来の良さを潰さないために、必要以上に引っ張らない。
叩かない。
高温乾燥もしない。

時間をかけ、自然乾燥でゆっくり仕上げる。

効率だけを考えれば、もっと早い方法はあると思う。

でも、急がない。

だから、このレザーには独特の“湿度”がある。

ただ綺麗なだけではない。

モチっとした膨らみ。
しっとりとした質感。

表面だけを強く光らせるのではなく、革そのものの奥行きで見せる。

発色が強いのに、どこか落ち着いて見える理由は、たぶんそこにある。

オレンジは鮮やかだ。

ブルーも強い。

でも、色だけが前へ飛び出してこない。

革の質感が、その色をきちんと受け止めている。

僕は、このバランスがすごくいいと思っている。

レザーなのに、夏へ持ち出したくなる。

レザーバッグには、どうしても秋冬のイメージがある。

重い。
かっちりしている。
暑い季節には少し構える。

でも、このバッグは違う。

レザーなのに、重たすぎない。

革の雰囲気が、どこか軽やかだ。

だから、暑い日でもなぜか持ち出したくなる。

Tシャツ。
軽いシャツ。
夏の軍パン。
シャンブレーパンツ。

そういう軽い服の中へ入れても、バッグだけが季節から浮かない。

むしろ、夏の簡単な着こなしに少しだけ深さを加えてくれる。

これは、レザーバッグとしてかなり珍しいと思う。

TRIALOGUE STUDIO NK069 グログランハンドル レザートートバッグ

バッグがひとつ入るだけで、空気が変わる。

例えば今回のスタイリング。

白のブルゾン。
シャンブレーパンツ。
足元は黒の革靴。

かなりベーシックだ。

色数も少ない。

そのままでも成立している。

でも、そこにこのバッグが入るだけで空気が変わる。

オレンジなら、都会的なのにどこかアートピースのような存在感。

ブルーなら、夏の光をそのまま閉じ込めたような軽さがある。

面白いのは、このバッグが“主役”なのに、服を壊さないところだ。

色は強い。

存在感もある。

なのに、バッグだけが別の世界へ行かない。

しばらく考えて、その理由が分かった。

グログランテープだ。

レザーに、グログランテープを合わせる意味。

レザーの重厚さの中に、少しだけ工業製品っぽい空気が混じる。

この“ずれ”がいい。

もしハンドルまで同じレザーだったら、もっと高級感の強いバッグになっていたと思う。

もちろん、それも成立する。

でも、TRIALOGUE STUDIOはそこへグログランテープを入れた。

レザー。
そして、テープ。

有機的な素材と、少し工業的な素材。

その異質なもの同士が並ぶことで、バッグがラグジュアリーへ寄りすぎない。

だからデニムにも合う。

軍パンにも合う。

Tシャツ一枚にも自然に入る。

僕は、こういう異素材の違和感が好きだ。

すべてを綺麗にまとめるのではなく、ひとつだけ違う空気を入れる。

その少しの“ずれ”が、物を急に面白くする。

TRIALOGUE STUDIO NK069 グログランテープ ハンドルディテール

デザインに見えて、ちゃんと使うためにある。

しかも、このグログランテープは、ただデザインのためだけに付いているわけではない。

軽い。

柔らかい。

それでいて、しっかり握れる。

肩掛けした時も、身体への馴染みがいい。

レザーのハンドルとは、持った時の感覚が明確に違う。

さらに上部には、少し薄いレザーを使っている。

だから、荷物を入れた時にバッグがただ硬く立つのではなく、自然なドレープが生まれる。

持った時に、少しだけ形が崩れる。

その崩れ方まで計算されている。

こういう“説明されないと気づかない工夫”が、本当に上手い。

見た目のためのデザインと、使うための機能が分かれていない。

ひとつのディテールが、その両方をやっている。

僕が惹かれたのは、高級感ではなく“温度”だった。

個人的に、このバッグで一番惹かれたのは「高級感」ではない。

“温度”だった。

高級なバッグは、時々ちょっと構えてしまう。

傷を気にする。
置く場所を気にする。
服との格まで気にする。

物としては素晴らしい。

でも、日常との間に少し距離が生まれることがある。

TRIALOGUE STUDIOのバッグは違う。

革なのに、どこか柔らかい。

ちゃんとしているのに、気取っていない。

だから休日のコンビニでも持てる。

そのまま、ちゃんとした店に入っても成立する。

この“日常に馴染む美しさ”は、実はかなり難しい。

TRIALOGUE STUDIO NK069 レザートートバッグ 日常スタイリング

19年、ほとんどレザーバッグを扱ってこなかった。

LAMPAを19年やってきて、レザーバッグをほとんど扱ってこなかった。

別に、レザーバッグが嫌いだったわけではない。

良い革もたくさん見てきた。

良い縫製のバッグもたくさんあった。

でも、それだけでは僕の中で足りなかった。

良い革。
良い縫製。
高級感。

そこまでなら、選択肢はたくさんある。

僕が欲しかったのは、その先だった。

持った時に気分が上がること。

そして、毎日使いたくなること。

この二つを同時に成立させるバッグは、本当に少ない。

気分が上がるものは、時に日常から離れる。

毎日使えるものは、時に気分を動かさない。

TRIALOGUE STUDIOは、その両方をちゃんと成立させていた。

だから、LAMPAで扱いたいと思った。

便利なバッグではなく、持って出掛けたくなるバッグ。

便利なバッグなら、もっとたくさんある。

軽い。
ポケットが多い。
雨に強い。
荷物がたくさん入る。

もちろん、それは大切だ。

でも、持って出掛けたくなるバッグは意外と少ない。

このバッグは、たぶん後者だ。

玄関で手に取る。

オレンジを持つ。
あるいは、ブルーを持つ。

その瞬間、少しだけ今日の服が良く見える。

黒、ネイビー、グレー。

静かな色で整えた自分の服に、ひとつだけ色が入る。

それだけで、街の見え方まで少し変わる。

色を持つということは、少しだけ街に対して強くなれるということ。

僕は、このバッグをそういうものだと思っている。

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STILL BY HAND コットンリネン半袖ニット KN03262

STILL BY HAND — コットンリネン半袖ニット KN03262

何でもない日を、少しだけ整える。
気づけば手が伸びている、夏のニット。

朝、クローゼットを開けて、迷わず手が伸びる服がある。

理由はうまく言えない。

でも、それを着ると、その日の自分が少しだけ整う気がする。

STILL BY HAND コットンリネン半袖ニット KN03262は、僕にとってそういう服だ。

大きなロゴがあるわけではない。
強いデザインが目に飛び込んでくるわけでもない。

それでも、着ると違う。

Tシャツより少しだけ品がある。
シャツより力が抜けている。

ゆったりしているのに、だらしなく見えない。

その絶妙な距離感が、この服の核心だと思う。

着た瞬間、空気が変わる。

袖を通した時、不思議な感覚がある。

力が抜けている。

なのに、なぜか少しだけ背筋が伸びる。

身体を締めつけているわけではない。
細く見せようとしているわけでもない。

むしろ、シルエットにはしっかりと余白がある。

それでも、ルーズには見えない。

体のラインを追いすぎず、隠しすぎない。

身体と服の間に、ちょうどいい距離がある。

僕は、この距離感こそSTILL BY HANDの上手さだと思っている。

大きく作ることは簡単だ。

でも、大きく作りながら、その人をきちんと見せるのは難しい。

KN03262には、シルエットにちゃんと意志がある。

コットンとリネン。その間にある表情。

このニットの印象を決めているのは、コットンとリネンが作る独特の表情だ。

コットンだけでは出ない。
リネンだけでも出ない。

柔らかさがある。

でも、甘すぎない。

ドライな空気がある。

でも、粗野には見えない。

この二つの素材が混ざることで、生地の表面にわずかな揺らぎが生まれる。

その揺らぎが、無地のニットを単調に見せない。

遠くから見れば、静かだ。

近くで見ると、ちゃんと表情がある。

僕は、こういう生地が好きだ。

一目で分かる派手さではなく、着る人だけが少しずつ気づいていく。

ロゴの代わりに、生地そのものが服の存在を作っている。

袖の長さ。誰も気にしないけど、印象は変わる。

この服を見た時、やはり気になるのは袖のバランスだ。

一般的な半袖より、少し長い。

腕が見えすぎない。
でも、隠れすぎない。

たった数センチの違い。

でも、その数センチが服全体の印象を変える。

袖が短ければ、もっとスポーティーに見える。

長すぎれば、夏の軽さが消える。

KN03262は、その間にいる。

腕まわりに自然な余白が生まれ、上半身全体が落ち着いて見える。

誰も袖丈だけを見て「格好いい」とは言わないかもしれない。

でも、全体を見ると何となく違う。

服は、こういう小さな差の積み重ねで出来ている。

地味に見えて、記憶に残る。

大きなロゴはない。

強い主張もない。

一目でブランドが分かるような記号もない。

それでも、誰かとすれ違った時。

「あの人、何を着ていたんだろう。」

そう思わせる服がある。

KN03262は、そういう種類の服だと思う。

素材の表情。
袖の長さ。
身幅の余白。
裾の落ち方。

ひとつひとつは静かだ。

でも、それらが重なると、その人の佇まいが少し変わる。

ロゴの代わりに、生地とシルエットが語る。

僕は、そういう服の方が長く残ると思っている。

どんな日にも、馴染んでいく。

デニムに合わせる。

それだけでいい。

飾らないまま、Tシャツより少しだけ整って見える。

スラックスに合わせる。

今度は、余裕のある大人の服になる。

軍パンに合わせても面白い。

パンツの無骨さを消さずに、上半身だけ少し静かに整えてくれる。

どれかひとつが正解なのではない。

どれにも、無理なく馴染んでいく。

これは、かなり大きな強さだと思う。

特別な日のためだけに作られた服は、その日が来なければ着ない。

でも、何でもない日を少し良くしてくれる服は違う。

気づけば、何度も手が伸びる。

そして、そういう服ほど何年も手元に残る。

ゆるい。でも、流れている。

シルエットは大きめだ。

でも、だらっとはしていない。

身幅には余裕がある。
袖にも空間がある。

それでも、服全体が横へ膨らんで見えない。

裾の落ち方。
リブの締まり具合。
着丈のバランス。

それぞれが、きちんと同じ方向を向いている。

ゆるいのに、輪郭がある。

大きいのに、重く見えない。

僕は、この「流れ」が大事だと思っている。

単にオーバーサイズへするのではなく、生地がどう落ちるかまで考える。

だから、着た時に服だけが浮かない。

身体の動きと一緒に、自然に流れていく。

最初より、二度目が好きになる。

買った瞬間に、強く惹きつける服がある。

それはそれでいい。

でも、強い刺激は慣れるのも早い。

一方で、着るたびに「やっぱりこれでよかった」と思う服がある。

KN03262は、たぶん後者だ。

一度目より、二度目。

二度目より、三度目。

着るたびに、生地の軽さが分かる。
袖丈の意味が分かる。
シルエットの使いやすさが分かる。

最初は気づかなかったことが、少しずつ見えてくる。

そして、クローゼットの中で静かに存在感を増していく。

そういう服との出会いは、実はそれほど多くない。

生地とシルエットが、答えを出している。

軽さと落ち感が、同時に成立している服は、実はそう多くない。

軽くすれば、形が弱くなることがある。

形を出そうとすれば、生地が重くなることがある。

KN03262は、そのどちらにも寄りすぎていない。

コットンとリネンが作る表情。

身体から少し離れる、ゆとりのあるシルエット。

その二つが重なることで、軽さと落ち感が同時に生まれる。

この編み地だから、このシルエットが生きる。

このシルエットだから、この生地の良さが伝わる。

どちらか一方では成立しない。

生地と形が、同じ答えへ向かっている。

袖を通して、初めて言葉が追いつく。

説明を読んで、納得する服がある。

素材を知る。
ディテールを知る。
シルエットの意図を知る。

それで「なるほど」と思う。

でも、袖を通して初めて、言葉が追いつく服もある。

STILL BY HAND コットンリネン半袖ニット KN03262は、そういう一着だ。

ゆったりしているのに、だらしなく見えない。

軽いのに、存在感がある。

静かなのに、記憶に残る。

何でもない日に着る。

そして、その何でもない日が少しだけ整う。

気づけば、また手が伸びている。

僕は、そういう服こそ長く残ると思っている。

LAMPA CITY STANDARD
~東京カジュアルの正統派~
STILL BY HAND 12Gハーフスリーブニット KN02261

STILL BY HAND — 12Gハーフスリーブニット KN02261

Tシャツでは、少し足りない。
夏に、ちゃんとして見える服。

蒸し暑い朝、クローゼットの前で少し考える日がある。

Tシャツでいい。
でも、今日はそれだけでは少し足りない気がする。

かといって、シャツは少し大げさだ。
ジャケットなんて、とても着ていられない。

STILL BY HANDの12Gハーフスリーブニット KN02261は、そういう日のために存在している。

袖を通した時、最初に感じるのは軽さだ。

重さがない。

なのに、Tシャツとは何かが違う。

その「何か」が、この服の核心だと思う。

大きく主張するわけではない。
着こなしを劇的に変えるわけでもない。

でも、着た人をほんの少しだけ整えて見せる。

夏の着こなしを、静かに底上げする。

僕は、このニットをそういう一着だと思っている。

Tシャツが届かない場所へ

Tシャツは便利だ。

僕自身、夏はほとんど毎日のように着る。

でも、それだけでは少し足りない場面がある。

仕事の帰りに人と会う。
少し良い店へ食事に行く。
いつものデニムを、今日は少しだけ違って見せたい。

そんな時、Tシャツでは少し軽い。

かといってシャツは大げさで、ジャケットは暑すぎる。

この隙間は、意外と広い。

STILL BY HANDは、そこにニットを置いた。

「夏に、ちゃんとして見える。」

言葉にすれば簡単だ。

でも実際には、これがかなり難しい。

きれいすぎれば堅くなる。
ラフすぎればTシャツと変わらない。

KN02261は、そのちょうど間にいる。

だから、着る場所を選ばない。

編み方が、空気を通す。

素材は、コットン・リネン・ポリエステルの混紡糸。

それを12ゲージで編み立てている。

ここが、この服の土台になっている。

密度はある。
でも、こもらない。

ニットらしい品がある。
でも、夏に着ることを邪魔しない。

リネンのドライな感触が、暑い日の肌離れを助けてくれる。

汗ばむ日に着ても、生地がべったりと身体へ張りつきにくい。

僕は、夏服に必要なのは単純な「涼しさ」だけではないと思っている。

涼しいから着るのではない。

着ていて不快じゃないから、続けて着られる。

そのくらいの温度感が、夏の服には必要だ。

KN02261は、そこをよく分かっている。

袖の長さ。誰も気にしないけど、全部変わる。

この服を見た時、僕が気になったのは袖の長さだった。

半袖より少し長い。
でも、七分袖よりずっと短い。

いわゆるハーフスリーブ。

腕が見えすぎない。
でも、隠れすぎない。

たったそれだけのことに見える。

でも、袖丈は服の印象を大きく変える。

一般的な半袖より少し長いだけで、Tシャツ的な軽さが抜ける。

腕まわりに余白が生まれ、シルエット全体が落ち着いて見える。

それでいて、長袖ほど重くない。

季節感と清潔感が、袖丈だけで自然に伝わってくる。

誰も「この袖丈がいい」とは言わないかもしれない。

でも、見た瞬間に何となく格好いい。

僕は、そういう設計が好きだ。

ゆるい。でも、流れている。

シルエットは大きめに作られている。

でも、だらっとはしていない。

この違いは大きい。

身幅に余裕がある。
袖にも空間がある。

それでも、服全体が横へ膨らんで見えない。

裾の落ち方。
リブの締まり具合。
着丈のバランス。

それぞれが、きちんと同じ方向を向いている。

ゆるいのに、輪郭がある。

大きいのに、重く見えない。

デニムに合わせてもいい。
軍パンでもいい。
スラックスに合わせても成立する。

どれかひとつが正解なのではない。

どれも正解に見える。

それが、この服の静かな強さだと思う。

生地とシルエットが、答えを出している。

軽さと落ち感が、同時に成立している服は、実はそう多くない。

軽くすれば、形が弱くなることがある。

形を出そうとすれば、生地が重くなることがある。

KN02261は、そのどちらにも寄りすぎていない。

12ゲージの編み地が、シルエットを支える。

コットン・リネン・ポリエステルの混紡糸が、軽さとドライな感触を作る。

ゆとりのある身体が、生地を自然に落とす。

この編み地だから、このシルエットが生きる。

このシルエットだから、この生地の良さが伝わる。

どちらか一方では成立しない。

生地と形が、同じ答えへ向かっている。

理由より先に、「これだ」と思える服。

服を長く見ていると、説明を聞く前に惹かれるものがある。

素材がどうとか。
ゲージがどうとか。
袖丈がどうとか。

もちろん、それぞれに理由はある。

でも、袖を通した瞬間はもっと単純だ。

「これだ。」

そう思える服がある。

STILL BY HAND 12Gハーフスリーブニット KN02261は、僕にとってそういう一着だ。

Tシャツでは、少し足りない。

シャツでは、少し大げさだ。

その間にある、曖昧な場所。

そこへ、きれいに収まる。

夏に、ちゃんとして見える。

でも、頑張って見えない。

Tシャツでは届かない場所へ、静かに連れていってくれる。

LAMPA CITY STANDARD
~東京カジュアルの正統派~
ORDINARY FITS EASY BAKER PANTS PT020-CCL

ORDINARY FITS EASY BAKER PANTS PT020-CCL

完成していないから、いい。
穿くほどに、自分だけの一本になる。

最初に伝えておきたいことがある。

このパンツは、買った瞬間に完成するものではない。

袋から取り出し、脚を通した時。
おそらく、少しだけ引っかかる感覚があると思う。

「良いのはわかる。でも、まだ何か足りない気がする。」

その感覚は、わりと正確だ。

何かが欠けているわけではない。
ただ、このパンツはまだ“途中”なだけ。

穿いて、歩いて、座って、洗う。

膝の裏にシワが入り、股にクセがつき、色のムラが少しずつ表情へと変わっていく。

新品の時より、数週間後。
数週間後より、数か月後。

時間と一緒に、良くなっていく。

僕は、このEASY BAKER PANTS PT020-CCLを、そういうパンツだと思っている。

OG-107という“答え”を、あえて壊す理由

1950年代、米軍に採用されたOG-107ファティーグパンツ。

角ばったL字型のフロントポケット。
ダブルステッチで強く補強された口元。
左右に構えるフラップ付きのバックポケット。

完成されている。

軍服としての機能。
道具としての合理性。
そして、長い時間を経ても失われない圧倒的な存在感。

僕も、あの無骨さは好きだ。

ただ、完成されているからこそ、強い。

Tシャツ一枚に合わせても、シャツを羽織っても、パンツの存在感が前へ出る。

その無骨さが格好いい一方で、今の生活では少しだけ強く感じる日もある。

ORDINARY FITSは、その完成された“答え”を受け取りながら、同じものを作らなかった。

「今の生活で、本当に穿きたくなる一本とは何か。」

おそらく、このパンツの面白さはそこから始まっている。

フロントポケット。角を丸くする意味。

ポケットひとつで、服の温度は変わる。

OG-107を象徴する、角のあるL字型フロントポケット。

あの形があるだけで、パンツには明確な軍パンの空気が生まれる。

EASY BAKER PANTSは、そこを丸くした。

さらに、力強いダブルステッチではなく、シングルステッチで軽やかに仕上げている。

たったそれだけの違いに見える。

でも、その「たったそれだけ」が、すべてを変える。

見た目の圧が、すっと抜ける。
どんなトップスにも自然に馴染む。
手を入れた時の見え方まで柔らかくなる。

大きな装飾を加えたわけではない。
新しいディテールを見せつけたわけでもない。

むしろ、逆だ。

ほんの少し、強さを抜く。

無骨さは残る。

でもそれは、日常を拒まない無骨さへと変わっている。

僕は、こういうところにデザインの本質があると思っている。

バックポケット。引き算の先にあるもの。

本来のOG-107なら、左右にフラップ付きのバックポケット。

後ろ姿にも、しっかりと軍パンの存在感がある。

EASY BAKER PANTSは違う。

右側にひとつだけ。
しかも、フラップを持たない丸みのある形状。

「シンプルにしただけ?」

そう見えるかもしれない。

でも、実際に穿くと意味がわかる。

座った時にゴワつきにくい。
ヒップまわりに余計な厚みが出ない。
そして、後ろ姿が驚くほど軽い。

僕は、こういう引き算が好きだ。

ただ削るのではない。

元の服が持っていた意味を理解した上で、今の生活に必要なものだけを残していく。

前から見ると、確かにベイカーパンツ。
後ろへ回ると、急に静かになる。

この前後の温度差が、EASY BAKER PANTSを単なる軍パンの再現で終わらせていない。

生地が、静かにすごい。

そして、このパンツは生地がいい。

高密度なのに、軽い。

触った瞬間にわかる。

目が詰まっている。
ハリもある。
それなのに、重くない。

身体の動きを邪魔するような硬さもない。

このバランスは、偶然では生まれない。

ベイカーパンツという言葉から想像する、厚くて重い生地とは違う。

見た目より、ずっと薄い。

だから真夏でも無理なく穿ける。

これはかなり大きいと思う。

夏はTシャツ一枚になることが多い。

トップスが軽くなる分、パンツまで重いと全体のバランスが急に暑苦しく見える。

EASY BAKER PANTSには、軍パンの存在感がある。
でも、生地は軽い。

無骨さはある。
でも、重くない。

この矛盾したようなバランスが、今の東京の夏にちょうどいい。

手染め。天日干し。均一ではないから、育っていく。

この生地の核心は、もうひとつある。

手染め。
そして、天日干し。

工業製品のように、すべてが均一ではない。

色にはわずかな揺らぎがある。
場所によって見え方も違う。

最初は、それを「ムラ」と感じるかもしれない。

でも、穿いていくと変わる。

膝の裏にシワが入る。
股にクセがつく。
ポケットの縁が馴染む。
擦れる場所と、擦れない場所で、色の見え方が変わっていく。

そこで初めて、最初からあった色の揺らぎと、自分が作ったシワやアタリが繋がる。

「これ、いいシワだな。」

ある日、ふとそう思う瞬間が来る。

新品の時にはなかった立体感。
新品の時にはなかった色の深さ。
新品の時にはなかった、自分だけの表情。

最初に感じた「何か足りない気がする」という感覚。

あれは欠陥ではない。

変わるための余白が、最初から残されていた。

再現ではなく、今の生活への進化。

OG-107をそのまま蘇らせたわけではない。

角ばったフロントポケットを丸くする。
ダブルステッチをシングルステッチへ変える。
左右のバックポケットを、右側ひとつへ。
フラップをなくし、後ろ姿を軽くする。
高密度でありながら、真夏にも穿ける軽い生地を選ぶ。
さらに手染めと天日干しによって、時間とともに変化する余白を残す。

ひとつひとつは、小さな変更だ。

でも、その小さな変更がすべて同じ方向を向いている。

今の生活で、穿くため。

軍パンの格好良さを残しながら、軍パンの強さに支配されない。
無骨さを残しながら、日常から浮かない。
存在感を残しながら、真夏にも穿ける。

僕は、これは再現ではないと思っている。

進化だ。

10年後も着ていたい理由。

ORDINARY FITSが掲げる「10年後も着ていたい服」。

それは、単に丈夫で長持ちするという話ではないと思う。

時間をかけて、自分だけのものになっていく。

新品の時を頂点にせず、穿いた時間そのものを服の価値へ変えていく。

EASY BAKER PANTS PT020-CCLは、まさにそういう一本だ。

最初は、少しだけ物足りないかもしれない。

でも、穿く。
歩く。
座る。
洗う。

その繰り返しの中で、生地が変わる。
色が変わる。
シワが残る。
ポケットの縁が馴染む。

そして、ある日気づく。

気づいたら、一番穿いている。

新品の時より、確実に良くなっている。

完成していないから、いい。
穿くほどに、自分だけの一本になる。

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