いつものスタイルに、GROOVEを。
Instagramでたまたま見かけた帽子が、単純に欲しかった。だからMaranan氏に声をかけました。
LAMPAは普段、ファッション誌をほとんど見ません。自分からブランドを探して連絡することも、ほぼありません。そんな僕が動いた帽子です。
FOUND FEATHERは、カナダ出身のMerv Maranan氏が日本を拠点に始めたブランドです。
長年帽子を集めてきたコレクターで、スケートやB-BOYを経験し、メンズウェアの世界でもキャリアを重ねてきました。
自分が本当に被りたい帽子をつくるために、日本で出会った職人たちとFOUND FEATHERを始めています。
僕にもDJをやっていた時期があります。
ヒップホップのカルチャーで育った人が選ぶものには、独特の匂いがあります。
ベースは、ベースボールキャップ、ワッチキャップ、セーラーハット、ミリタリーやアウトドア由来のオーセンティックな形。
そこからクラウンの高さ、ブリムの長さ、パネル構成、フィット感を細かく調整し、素材や機能を組み合わせています。
見慣れた形のはずなのに、違って見える。
ヴィンテージの忠実な再現を目的にしていないところが、このブランドの面白さです。
もうひとつの大きな要素が生地です。
日本や英国を中心に選ばれる生地には、コットンやウールだけでなく、タイプライタークロス、リップストップ、フリース、機能素材もあります。
本来はシャツやジャケット、パンツに使われる素材です。
この生地で帽子をつくったらどうなるのか。
古いミリタリーの形を、違う素材でつくったらどう見えるのか。
クラシックな帽子のプロポーションを少し変えたら、今の洋服とどう繋がるのか。
FOUND FEATHERの帽子は、そんな発想から生まれています。
形にしているのは、日本の職人たちです。
海外のストリートカルチャーやヴィンテージに対するMaranan氏の感覚。
日本の職人による細かなものづくり。
異なる背景を持つ二つの感性がひとつの帽子に同居している。
そこがFOUND FEATHERの強さです。
何でもないシャツにパンツ。
いつものジャケットにデニム。
そこにFOUND FEATHERの帽子をひとつ被ると、不思議と全体にGROOVEが生まれる。
帽子だけが主張するわけではありません。
それでも、いつもの服が違って見える。
言葉で上手く説明するのは難しいですが、僕がFOUND FEATHERに感じている一番の魅力は、そこです。
HIP HOP、スケート、ミリタリー、アウトドア、ヴィンテージ。
いろいろなカルチャーが混ざっているのに、どれかひとつには収まらない。
ヴィンテージを知る人には懐かしく、それでも出来上がったものは、ちゃんと今の帽子です。
古いものをそのまま再現せず、自分の背景で解釈し直し、日本の職人の手で新しいSTANDARDにする。
選ぶ側の僕がやっていることと、少し似ています。
東京・高円寺のセレクトショップLAMPAは、FOUND FEATHER(ファウンド フェザー)の正規取扱店です。