FOUND FEATHER - STRAP BACK CAP PROCEED
キャップなのに、幼く見えない。
革靴を履く日に被っても、頭だけが浮かない。
キャップは、服装や素材との組み合わせによっては少し幼く見えることがある。
LAMPAでキャップを選ぶときに見るのは、単純な被りやすさだけではない。被った時に服全体の印象を崩さず、キャップ自体にもきちんと存在感があること。
FOUND FEATHERのSTRAP BACK CAP PROCEEDは、その条件を満たしている。
キャップらしい気軽さを残しながら、スポーツキャップとは見え方がまるで違う。革靴を履くような装いに入れても、頭だけが軽く見えにくい。
理由は三つある。生地、形、そして正面に入る「PROCEED」の一語。
生地はメランジウール。異なる色が細かく混ざり合っているので、一色で染めた生地とは奥行きが違う。近くで見ると複数の色が混ざる細かな表情があり、少し離れると一つの色に馴染む。光の当たり方や見る距離で色が微妙に変わるから、無地なのに平面的に見えない。
ウールの温かみがあるぶん、キャップにありがちなスポーティーさは前に出てこない。輪郭が静かに見える大きな理由は、この生地だ。
ポリエステルを混紡しているので、ウールの表情を残しながら、生地としての安定感もある。クラシックな印象を持ちながら、日常で構えず被れる。
形は6パネルの基本形。クラウンは標準的な15cm、各パネルには刺繍アイレットを配置。ブリムは一般的なセミハード仕様で、最初から緩やかなカーブがついている。カーブの強さは好みに合わせて調整できる。
被って印象に残るのは、クラウンとブリムの関係だ。深すぎず浅すぎず、頭だけが大きく見えたり、逆にキャップだけが小さく見えたりしにくい。メランジウールの表情と形が、きちんと噛み合っている。
後ろには真鍮製バックル。ストラップは外に見せても、内側に収納しても着用できる。単なるサイズ調整の部品で終わらず、後ろ姿まで好みに合わせて変えられる仕様だ。
フロントの刺繍は「PROCEED」。THE ROOTSの名曲「PROCEED」から着想を得た言葉だ。
形だけを見ればオーセンティックな6パネル。その正面にHIP HOPから引いた一語を置くことで、トラディショナルな帽子とは違う方向へ振っている。
ウールの生地、真鍮の昔ながらのバックル、音楽から引いた刺繍。性格の違う要素を、Maranan氏は無理に主張させず、一つのキャップに収めている。「PROCEED」には氏の音楽やストリートカルチャーへの感覚が入っている。
知っていれば背景まで楽しめる。知らなくても、一つのグラフィックとして自然に成立する。その距離感も、このキャップの良さだ。
キャップだと少し幼く見えることがあると感じている方にも、これは一度試していただきたいキャップです。
■Style
Jacket STILL BY HAND シンセティックレザーブルゾン BL07263 46サイズ着用
Tops MANUAL ALPHABET SUPIMA OX SHIRTS BALGING FIT(ややゆったり) BASIC-BG-001 D,Navy 2サイズ着用
Pants ORDINARY FITS 117TYPE LOOSE ONE WASH 117OW 32サイズ着用
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